電子システムⅠ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 電子システムⅠ
科目番号 0080 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 図解 PICマイコン実習第2版 森北出版
担当教員 山口 晃史

到達目標

1.マイコンを使ったプログラムの実行ができる
2.マイコンを使ったプログラムが作成できる
3.マイコンを使って外部電子回路の制御ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1マイコンを使ったプログラムの実行方法が自律的に説明できるマイコンを使ったプログラムの実行方法が教員の指導のもとに説明できるマイコンを使ったプログラムの実行方法が説明できない
評価項目2マイコンを使ったプログラムの作成方法が自律的に説明できるマイコンを使ったプログラムの作成方法が教員の指導のもとに説明できるマイコンを使ったプログラムの作成方法が説明できない
評価項目3マイコンを使って外部電子回路の制御が自律的に説明できるマイコンを使って外部電子回路の制御が教員の指導のもとに説明できるマイコンを使って外部電子回路の制御が説明できない

学科の到達目標項目との関係

JABEE B4 説明 閉じる
ディプロマポリシー 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
PICマイコンを用いた回路作成と制御プログラム作成を行う。
授業の進め方・方法:
与えれたテーマについて回路作成とプログラミングを行う。授業は主に実習形式で行い、試行錯誤を繰り返しながら自ら解決できる技術を探求する。
注意点:
レポート提出を評価点とする。
本科目では、60点以上の評価で単位を認定する。評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。
追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 マイコンの利用方法について マイコンの利用方法について説明できる。
2週 プログラミングの方法 【PICの使い方】PICプログラムの作成およびPICライタの使用法について説明できる。
3週 プログラミング技法1 【LEDの点灯回路】PICプログラムソース書式及びportの入出力設定ができる。
4週 プログラミング技法2 【スイッチ】PICプログラムの基本及びportの入出力を使った外部機器の制御ができる。
5週 カウンタ 【LEDの点滅回路】クロック・命令サイクルとソフトウエアループタイマ及び条件判断が説明できる。
6週 LED点滅回路1 【LEDの点滅回路】クロック・命令サイクルとソフトウエアループタイマ及び条件判断が説明できる。
7週 LED点滅回路2 【LEDの点滅回路】クロック・命令サイクルとソフトウエアループタイマ及び条件判断が説明できる。
8週 電子オルゴール1 【応用回路】電子ブザーを用いたオルゴールが作成できる。
2ndQ
9週 電子オルゴール2 【応用回路】電子ブザーを用いたオルゴールが作成できる。
10週 割り込み制御1 【割り込み】マイコンの割り込み制御が説明できる。
11週 割り込み制御2 【割り込み】マイコンの割り込み制御を用いてLED点滅回路が作成できる。
12週 割り込み制御3 【割り込み】マイコンの割り込み制御を用いてLED点滅回路が作成できる。
13週 デジタル時計の作成1 【7セグメントLEDへの接続】内蔵タイマーモジュールを用いた割り込み制御が説明できる。
14週 デジタル時計の作成2 【7セグメントLEDへの接続】内蔵タイマーモジュールを用いた割り込み制御が説明できる。
15週 デジタル時計の作成3 【7セグメントLEDへの接続】内蔵タイマーモジュールを用いた割り込み制御が説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。3
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。3前5
変数の概念を説明できる。3
データ型の概念を説明できる。3
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。3前5
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。3前5
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。3前4
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。3
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。3
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。3前2
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。3前4
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。3前4
計算機工学ハードウェア記述言語など標準的な手法を用いてハードウェアの設計、検証を行うことができる。3
要求仕様に従って、標準的なプログラマブルデバイスやマイコンを用いたシステムを構成することができる。3
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。3前3
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。3前3
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。3
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。3
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。3前1
要求仕様にあったソフトウェア(アプリケーション)を構築するために必要なツールや開発環境を構築することができる。3
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。3

評価割合

レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000