電子情報工学実験Ⅲ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電子情報工学実験Ⅲ
科目番号 0081 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材
担当教員 早勢 欣和,秋口 俊輔,門村 英城,小熊 博,水本 巌,阿蘇 司,由井 四海,古山 彰一

到達目標

これまでの授業で学んだ知識を生かし、与えられたハードウエア・ソフトウエアの設計・製作ができる。自然現象をモデル化し、数値計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ハードウェア系各種回路について十分に理解し設計、実装することができる。各種回路について設計、実装することができる。各種回路について設計、実装することができない。
ソフトウェア系アルゴリズムを十分に理解しプログラミングすることができる。課題に対してプログラミングすることができる。課題に対してプログラミングすることができない。
グループ別の取り組み各研究室において与えられた課題に対して十分に理解し説明することができる。各研究室において与えられた課題に対して説明することができる。各研究室において与えられた課題に対して説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

MCCコア科目 MCCコア科目 説明 閉じる
JABEE B5 説明 閉じる
ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
これまで学んできた授業と実験実習をもとに、ソフトウエア・ハードウエア・ネットワーク関連の応用力を高め、自主的な問題解決能力を養う。
授業の進め方・方法:
6テーマをそれぞれ4週程度の期間をかけて行う。後期後半は1テーマにつき3,4名でのグループを作り、より専門的な知識習得に臨む。
学生による「授業評価アンケート」の結果に対応して授業改善を進める。
注意点:
○レポートは全テーマについて、定められた期限内に必ず提出しなければならない
○到達目標の達成度評価方法:レポートの内容、質問に対する回答
○レポート評価:レポートの書き方、実験結果の整理と検討、提出期限
○到達目標の達成度を確認するために、提出されたレポートに対して質問をする
なお, 単位認定には、60点以上の評定が必要である

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 全体の授業スケジュールを理解できる。
2週 FPGA設計(1) 組み合わせ回路をHDLにより設計できる。
3週 FPGA設計(2) 順序回路をHDLにより設計できる。
4週 FPGA設計(3) 組み合わせ回路と順序回路を融合した回路をHDLにより設計できる。
5週 FPGA設計(4) 構造化記述による設計をできる。
6週 SDR(1) LABVIEWを使うことができる。
7週 SDR(2) SDRの基本素子を扱うことができる。
8週 第1週から第7週までの実験の総括 第1週から第7週までの実験の総括する。
2ndQ
9週 SDR(3) SDRで送信機を設計できる。
10週 SDR(4) 受信機を設計できる。
11週 SDR(5) 無線通信システムをSDRで実現できる。
12週 発振回路 発振回路の計算と製作できる。
13週 増幅回路 発振回路の特性評価と低周波波増幅器の製作できる。
14週 変調回路 変調回路の製作できる
15週 送信機・復調回路 AM送信器、AM復調器および送受信システムを製作できる。
16週
後期
3rdQ
1週 支援機器試作(1) 支援機器試作に必要な基礎技術について説明できる。
2週 支援機器試作(2) 支援機器の試作品を作成できる。
3週 支援機器試作(3) 作成した支援機器について発表できる。
4週 数値計算実験(1) ニュートン法
5週 数値計算実験(2) ガウスの消去法
6週 ネットワーク構築(1) ネットワーク・ケーブルと接続機器の概要
7週 ネットワーク構築(2) ネットワーク構築と設定演習
8週 自然エネルギー教育実験(1) 太陽光パネルの発電原理について説明できる。
4thQ
9週 自然エネルギー教育実験(2) 電力システム及び負荷効率について説明できる。
10週 グループ別の取り組み(1) テーマごとに分かれて実験実習を行う。
11週 グループ別の取り組み(2) テーマごとに分かれて実験実習を行う。
12週 グループ別の取り組み(3) テーマごとに分かれて実験実習を行う。
13週 グループ別の取り組み(4) テーマごとに分かれて実験実習を行う。
14週 グループ別の取り組み(5) テーマごとに分かれて実験実習を行う。
15週 グループ別の取り組みまとめ レポートの作成
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3後10,後11
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3後10,後11
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3後10,後11
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。3後10,後11
マグマの生成と火山活動を説明できる。3後10,後11
地震の発生と断層運動について説明できる。3後10,後11
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。3後10,後11
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。3後10,後11
地球上の生物の多様性について説明できる。3後10,後11
生物の共通性と進化の関係について説明できる。3後10,後11
生物に共通する性質について説明できる。3後10,後11
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。3後10,後11
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。3後10,後11
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。3後10,後11
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。3後10,後11
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。3後10,後11
世界のバイオームとその分布について説明できる。3後10,後11
日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。3後10,後11
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。3後10,後11
生態ピラミッドについて説明できる。3後10,後11
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。3後10,後11
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。3後10,後11
有害物質の生物濃縮について説明できる。3後10,後11
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3後10,後11
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】インピーダンスの周波数特性を考慮し、実験結果を考察できる。4前12

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合06004000100
基礎的能力0000000
専門的能力06004000100
分野横断的能力0000000