電子通信工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 電子通信工学Ⅱ
科目番号 0083 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 フーリエ解析 佐藤平八訳 森北出版
担当教員 水本 巌

到達目標

フーリエ変換およびフーリエ級数展開を理解して、線形システムおよび通信理論に適用できるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1フーリエ級数展開ができる。フーリエ級数展開ができて、フィルタ回路に適用できる。フーリエ級数展開ができる。フーリエ級数展開ができない。
評価項目2 畳み込み積分ができる。畳み込み積分を理解してフーリエ変換に応用できる。畳み込み積分およびフーリエ変換ができる。畳み込み積分およびフーリエ変換ができない。
評価項目3 システム関数に応用できる。システム関数への応用できる。システム関数が説明できる。システム関数を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE B2 説明 閉じる
ディプロマポリシー 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
フーリエ変換およびフーリエ級数展開を理解して、線形システムおよび通信理論に適用できるようにする。
授業の進め方・方法:
講義および演習を十分に行う。
注意点:
中間試験50%および期末試験50%で成績を評価する。ただし平均点が60点以上の場合でも、中間・期末どちらかの試験成績が50点以下の場合、その分野の内容を理解していないものとみなし単位は認めない。該当する試験範囲の再試験とする。本科目では、60点以上の評価で単位を認定する。評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 フーリエ級数展開の基礎 三角関数の積分・微分の計算ができる
2週 フーリエ級数展開の係数の決定 係数の決定プロセスが理解できる
3週 フーリエ級数展開の演習 問題演習
4週 複素フーリエ級数展開の基礎 複素フーリエ変換の基礎を理解できる
5週 複素フーリエ級数展開の演習 複素フーリエ変換の演習
6週 複素フーリエ級数展開の応用 複素フーリエ級数展開の電気回路への応用ができる
7週 中間試験 第1週から6週までの内容の理解を高める
8週 畳み込み積分 畳み込み積分が理解できる
4thQ
9週 畳み込み積分とフーリエ変換Ⅰ 単位インパルス関数が理解できる
10週 畳み込み積分とフーリエ変換Ⅱ 線形システム関数が理解できる
11週 畳み込み積分とフーリエ変換Ⅲ システム関数を応用することができる
12週 線形システムへの応用Ⅰ 理想型フィルタが理解できる
13週 線形システムへの応用Ⅱ バンドパスフィルタが理解できる
14週 通信理論への応用 各変調方式へ適用できる
15週 期末試験 第8週から第14週までの範囲の理解度を高める
16週 期末試験解答およびまとめ まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000