オペレーティングシステムⅠ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 オペレーティングシステムⅠ
科目番号 0086 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 IT Text 情報処理学会編 野口健一郎著「オペレーティングシステム」(オーム社出版局)
担当教員 秋口 俊輔

到達目標

1.オペレーティングシステム及びユーザインタフェースの役割、機能、種類が説明できる。
2.プログラミングインタフェース及びカーネルの役割、機能、仕組みが説明できる。
3.入出力装置の種類、入出力の効率化手法、ファイルの編成方式、ディレクトリ構成について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1オペレーティングシステム及びユーザインタフェースの役割、機能、種類が十分に説明できる。オペレーティングシステム及びユーザインタフェースの役割、機能、種類がおよそ説明できる。オペレーティングシステム及びユーザインタフェースの役割、機能、種類が説明できない。
評価項目2プログラミングインタフェース及びカーネルの役割、機能、仕組みが十分に説明できる。プログラミングインタフェース及びカーネルの役割、機能、仕組みがおよそ説明できる。プログラミングインタフェース及びカーネルの役割、機能、仕組みが説明できない。
評価項目3入出力装置の種類、入出力の効率化手法、ファイルの編成方式、ディレクトリ構成について十分に説明できる。入出力装置の種類、入出力の効率化手法、ファイルの編成方式、ディレクトリ構成についておよそ説明できる。入出力装置の種類、入出力の効率化手法、ファイルの編成方式、ディレクトリ構成について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
オペレーティングシステムの本質的な役割は、コンピュータシステムを抽象化することである。利用者や応用プログラムから使うためのインタフェースの主要な概念や動作原理について、基礎的な事項を理解する。実際にOS機能を利用したアプリケーションシステムを設計する上で役立てるようにする。
授業の進め方・方法:
・講義を主とし、適時演習問題を織り交ぜて実施する。
注意点:
・小単元ごとに小テストを行う。
・評価割合「態度」では、出席状況を含む授業に取り組む姿勢を評価の対象とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション 本講義科目における学習内容、方法を説明できる。
2週 オペレーティングシステムの役割(1) オペレーティングシステムとは何か、役割、提供する機能について説明できる。
3週 オペレーティングシステムの役割(2) オペレーティングシステムが管理する機能、利用形態、主なオペレーティングシステムの種類を説明できる。
4週 オペレーティングシステムのユーザインターフェース(1) ユーザインタフェースの歴史、働き、種類が説明できる。
5週 オペレーティングシステムのユーザインターフェース(2) GUIとCUIの違いが説明できる。コマンド言語やシェルスクリプトが使用できる。
6週 オペレーティングシステムのプログラミングインタフェース(1) プログラミングインタフェースの目的、実現方法が説明できる。
7週 オペレーティングシステムのプログラミングインタフェース(2) 具体的なOS APIの働き、互換性と移植性について説明できる。
8週 中間試験 中間試験
2ndQ
9週 オペレーティングシステムの構成(1) 実行モード、割込み機構について説明できる。
10週 オペレーティングシステムの構成(2) カーネルの役割、処理の流れについて説明できる。
11週 入出力の制御(1) 入出力装置の種類、接続方式について説明できる。
12週 入出力の制御(2) 入出力要求とその制御及び入出力の効率化手法について説明できる。
13週 ファイルの管理(1) ファイルの編成、操作について説明できる。
14週 ファイルの管理(2) ディレクトリ構造、特殊なディレクトリ、パス名、ファイルシステムについて説明できる。
15週 期末試験 期末試験
16週 期末試験の解答 試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度課題その他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000