電子システムⅡ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電子システムⅡ
科目番号 0087 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 図解 PICマイコン実習第2版 森北出版
担当教員 山口 晃史

到達目標

1.PICを用いたPCとの通信プログラムを理解できる
2.PICを用いたPCとの通信プログラムが作成できる
3.PICを用いたPCとの通信プログラムで外部電子回路の制御ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1PICを用いたPCとの通信プログラムが自律的に説明できるPICを用いたPCとの通信プログラムが教員の指導のもとに説明できるPICを用いたPCとの通信プログラムが説明できない
評価項目2PICを用いたPCとの通信プログラムの作成方法が自律的に説明できるPICを用いたPCとの通信プログラムの作成方法が教員の指導のもとに説明できるPICを用いたPCとの通信プログラムの作成方法が説明できない
評価項目3PICを用いたPCとの通信プログラムで外部電子回路の制御が自律的に説明できるPICを用いたPCとの通信プログラムで外部電子回路の制御が教員の指導のもとに説明できるPICを用いたPCとの通信プログラムで外部電子回路の制御が説明できない

学科の到達目標項目との関係

MCCコア科目 MCCコア科目 説明 閉じる
JABEE B4 説明 閉じる
ディプロマポリシー 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
PICプログラミングを通してPCとのシリアル通信の基礎を学ぶ。また、高級言語を用いたPICの制御プログラミングを作成する。
授業の進め方・方法:
与えれたテーマについて回路作成とプログラミングを行う。授業は主に実習形式で行い、試行錯誤を繰り返しながら自ら解決できる技術を探求する。
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと。
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く。
注意点:
(評価)
学期毎の評価はレポートを100%として評価する。
本科目では、60点以上の評価で単位を認定する。評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。
追認試験はレポート提出および筆記試験とする。
追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。
(レポート提出)
・教員の指定した日時までにレポートを必ず提出すること。
・レポート提出時に記載内容について口述説明を課すことがある。
・レポート提出に不備があったときは再提出を認めることがある。
・特別な理由を除いて、締め切り後の提出については減点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修科目

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 A/Dコンバーター1 【内蔵A/D変換】内蔵A/Dコンバーターの利用したプログラムが作成できる。
2週 A/Dコンバーター2 【内蔵A/D変換】内蔵A/Dコンバーターの利用したプログラムが作成できる。
3週 A/Dコンバーター3 【内蔵A/D変換】内蔵A/Dコンバーターの利用したプログラムが作成できる。
4週 A/Dコンバーター4 【内蔵A/D変換】内蔵A/Dコンバーターの利用したプログラムが作成できる。
5週 シリアル通信1 PICからPCへの通信プログラムの作成ができる。
6週 シリアル通信2 PICからPCへの通信プログラムの作成ができる。
7週 シリアル通信3 PCからPICへの通信プログラムの作成ができる。
8週 シリアル通信4 PCからPICへの通信プログラムの作成ができる。
4thQ
9週 シリアル通信5 PCーPIC間の双方向通信プログラムの作成ができる。
10週 VisualC#による外部インターフェース制御プログラミング1 C#言語を用いた通信プログラムの作成ができる。
11週 VisualC#による外部インターフェース制御プログラミング2 C#言語を用いた通信プログラムの作成ができる。
12週 VisualC#による外部インターフェース制御プログラミング3 C#言語を用いた通信プログラムの作成ができる。
13週 Processingによる外部インターフェース制御プログラミング1 Processingを用いた通信プログラムの作成ができる。
14週 Processingによる外部インターフェース制御プログラミング2 Processingを用いた通信プログラムの作成ができる。
15週 Processingによる外部インターフェース制御プログラミング3 Processingを用いた通信プログラムの作成ができる。
16週 成績確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。4後1
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。4後1
変数の概念を説明できる。4後1
データ型の概念を説明できる。4後1
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。4後1
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。4後1
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。4後1
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4後1
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。4後1
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。4後1
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。4後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
計算機工学ハードウェア記述言語など標準的な手法を用いてハードウェアの設計、検証を行うことができる。4後1
要求仕様に従って、標準的なプログラマブルデバイスやマイコンを用いたシステムを構成することができる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。4後1,後4,後10,後11,後12,後13,後14,後15
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4後1
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。4後1,後4
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。4後1,後8,後9,後15
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。4後1
要求仕様にあったソフトウェア(アプリケーション)を構築するために必要なツールや開発環境を構築することができる。4後1
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。4後1,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000