Control Engineering Ⅰ

Course Information

College Toyama College Year 2020
Course Title Control Engineering Ⅰ
Course Code 0088 Course Category Specialized / Elective
Class Format Lecture Credits School Credit: 1
Department Department of Electronics and Computer Engineering Student Grade 4th
Term First Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 自動制御理論(樋口龍雄,森北出版社)
Instructor Oguma Hiroshi

Course Objectives

自動制御理論は電気電子機器や機械をある目的に沿って動作させるのに必要な理論である.本授業では自動制御理論の最も基礎となる古典制御理論を学習することにより,システムの挙動を理解するとともに電気回路との関連性を理解することを目標としている.
1. 古典制御理論を解析するための数学であるラプラス変換・ラプラス逆変換を使いこなすことができる.
2. 与えられたブロック線図から伝達関数を導出することができる.
3. 基本的な電気回路とブロック線図との関係性を理解しシステムの挙動を導出することができる.

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ラプラス変換及びラプラス逆変換を自在に計算することができる.デルタ関数・ユニット関数・三角関数・指数関数などのラプラス変換及びラプラス逆変換を演算することができる.ユニット関数・三角関数などの基礎的な関数のラプラス変換及びラプラス逆変換を計算することができない.
評価項目23種類以上のブロックから構成されるフィードバック及びフィードフォワードから構成されるブロック図を簡単化し,伝達関数を導出することができる.フィードバック及びフィードフォワードのブロック図を簡単化し,伝達関数を導出することができる.フィードバックのブロック図を簡単化し,伝達関数を導出することができない.
評価項目3電気回路からブロック線図・伝達関数を導出し,ステップ応答を導出することができる電気回路からブロック線図・伝達関数を導出することができる.電気回路から伝達関数を導出することができない.

Assigned Department Objectives

JABEE B2 See Hide
ディプロマポリシー 1 See Hide

Teaching Method

Outline:
シラバスに記載されている授業内容を理解し,説明や計算ができる.
この科目は企業等で無線通信分野等のシステム開発を行っていた教員が, その経験を活かし制御工学の内容を講義形式で授業を行うものである.
Style:
座学に演習を加えながら,定着化を図る. 学生による「授業評価アンケート」の結果に対応して授業改善を進める.
Notice:
<追認試験について>
評価が60点に満たない者に対して,願い出しかつ十分な学習が認められる場合追認試験を行う.内容は中間・期末で60点に満たなかった範囲.その結果,単位の修得が認められた場合,総合の評価を60点とする.評価方法及び評価基準は本試験と同じにする.

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st ガイダンス,システムと制御 制御システムの性質が理解できる
2nd 基礎数学 インパルス応答,畳み込み積分を理解できる
3rd 基礎数学 ラプラス変換の定義を理解し導出できる
4th 基礎数学 逆ラプラス変換の定義を理解し導出できる
5th 基礎数学 部分分数展開を用いて逆ラプラス変換できる
6th 伝達関数 時間応答と周波数応答を理解できる
7th 伝達関数 伝達関数を導出できる
8th 中間試験 1-7回の授業内容について試験を行う
2nd Quarter
9th システムと制御 フィードバックシステムのブロック線図を理解できる
10th システムと制御 ブロック線図の簡単化を図ることができる
11th 過渡応答 RC直列回路,RL直列回路などの電気回路の過渡応答を導出できる
12th 過渡応答 RCL回路, LC回路などの電気回路の過渡応答を導出できる
13th 電気回路とブロック線図 電気回路から各要素のブロック図ならびにブロック線図を描き,伝達関数を導出できる
14th 電気回路・ブロック線図・伝達関数・ステップ応答 電気回路より導出したブロック線図のステップ応答を求めることができる
15th 期末試験 1~14週までの内容について試験により評価を行う
16th
成績評価・確認
成績評価・確認を実施する

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal10000000100
基礎的能力200000020
専門的能力800000080
分野横断的能力0000000