コンピュータシステムⅢ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 コンピュータシステムⅢ
科目番号 0090 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 堀桂太郎:「図解コンピュータアーキテクチャ入門」(森北出版)
担当教員 秋口 俊輔

到達目標

・計算機での数値データの表現方法とその実現方法を説明できる.
・算術演算回路の仕組みを説明できる.
・命令の実行制御の仕組みを説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1命令セット・演算・制御の各種アーキテクチャについて十分に説明できる。命令セット・演算・制御の各種アーキテクチャについておよそ説明できる。命令セット・演算・制御の各種アーキテクチャについて説明できない。
評価項目2メモリ・キャッシュ・割込みの各種アーキテクチャについて十分に説明できる。メモリ・キャッシュ・割込みの各種アーキテクチャについておよそ説明できる。メモリ・キャッシュ・割込みの各種アーキテクチャについて説明できない。
評価項目3入出力・システム・ネットワークの各種アーキテクチャについて十分に説明できる。入出力・システム・ネットワークの各種アーキテクチャについておよそ説明できる。入出力・システム・ネットワークの各種アーキテクチャについて説明できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
コンピュータにおける各種アーキテクチャについて学ぶ.
授業の進め方・方法:
講義を主とし、適時演習問題を織り交ぜて実施する。
注意点:
小単元ごとに小テストを行う。
評価割合「態度」では、出席状況を含む授業に取り組む姿勢を評価の対象とする。

事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く。

本科目では,60点以上の評価で単位を認定する.
評価が60点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる.追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 本講義科目における学習内容、方法を説明できる
2週 コンピュータの発展、ノイマン型コンピュータ コンピュータアーキテクチャとは何か、コンピュータの歴史、ノイマン型コンピュータの特長について説明できる
3週 命令セットアーキテクチャ 機械語命令、アドレッシングについて説明できる
4週 ハーバードアーキテクチャ ハーバードアーキテクチャの特長について説明できる
5週 演算アーキテクチャ コンピュータ内でのデータ表現、演算アルゴリズムについて説明できる
6週 制御アーキテクチャ ワイヤードロジック制御方式、マイクロプログラム制御方式について説明できる
7週 メモリアーキテクチャ 各種メモリ、記憶装置について説明できる
8週 中間試験 1~7週の内容に関する問題を出題する
2ndQ
9週 キャッシュメモリと仮想メモリ キャッシュメモリ、仮想メモリの働きについて説明できる
10週 割込みアーキテクチャ 割込みの働きと動作について説明できる
11週 パイプラインアーキテクチャ パイプライン処理の基本について説明できる
12週 入出力アーキテクチャ 入出力装置の制御方式、各種入出力装置について説明できる
13週 システムアーキテクチャ OSの役割、基本的な機能について説明できる
14週 ネットワークアーキテクチャ ネットワーク形態や構成について説明できる
15週 期末試験 9~14週の内容に関する問題を出題する
16週 試験の返却と解説 試験の返却と解説および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力030000030
専門的能力700000070
分野横断的能力0000000