電波工学

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電波工学
科目番号 0095 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 例題と演習で学ぶ電磁気学,柴田尚志 著,森北出版株式会社
担当教員 椎名 徹

到達目標

・インダクタンスや磁気エネルギーを計算することができる.
・平面波や偏波等の電磁波の基本的な用語を正しく理解し,詳細に説明できる.
・マックスウェル方程式を理解し,波動方程式方法について説明ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1インダクタンスや磁気エネルギーを理解し,応用問題を解くことができる.インダクタンスや磁気エネルギーの基本的な関係を理解し,基礎問題を解くことができる.インダクタンスや磁気エネルギーの基本的な関係を理解できず,基礎問題を解くことができない.
評価項目2平面波や偏波等の電磁波の基本的な用語を正しく理解し,詳細に説明できる.平面波や偏波等の電磁波の基本的な用語を説明できる.平面波や偏波等の電磁波の基本的な用語を説明できない.
評価項目3マックスウェル方程式の物理的意味を理解し,波動方程式の導出をすることができる.マックスウェル方程式を理解し,波動方程式の導出方法について説明できる.マックスウェル方程式を理解せず,波動方程式の導出方法について説明できない.

学科の到達目標項目との関係

JABEE B2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 電磁気現象のうち基礎的で重要な原理・法則について,電気磁気学Ⅰ・Ⅱおよび電波工学にて,時間をかけて学んでいく。これらの諸法則はあらゆる分野のテクノロジーに応用されているため、シミュレーションを含む演習・小テストなどを通して理解を深めていく.
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する.
注意点:
【備考】 <授業改善策>
プリントを活用し,理解を助けるよう心がける.また,前半は数学の復習を交えながら比較的ゆっくりと進むが,後半は速く進むので注意.
<追認試験について>
評価が60点に満たない者に対して,願い出しかつ十分な学習が認められる場合追認試験を行う.内容は各中間・期末で60点に満たなかった範囲.その結果,単位の修得が認められた場合,総合の評価を60点とする.評価方法及び評価基準は本試験と同じにする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスとインダクタンス ・授業内容について解説.
・インダクタンスの種類
2週 インダクタンスの計算 自己インダクタンスと相互インダクタンスの計算.
3週 磁気エネルギー 磁気エネルギーについて理解する.
4週 変位電流とアンペール‐マックスウェルの法則 変位電流について学ぶ.
5週 マックスウェルの方程式 ・電界が一様でない空間での電界および電位の求め方
6週 微分形マックスウェルの方程式 微分形マックスウェルの方程式の基礎
7週 微分形マックスウェルの方程式 微分形マックスウェルの方程式の基礎
8週 境界条件 電磁波の境界条件について解説する.
2ndQ
9週 電磁波の発生 電磁波の発生
10週 波動方程式 波動方程式
11週 波動関数 波動関数
12週 平面電磁波
反射と屈折
平面電磁波を解説し,反射と屈折を扱う.
13週 偏波
電磁波のエネルギー
偏波と電磁波のエネルギーについて学ぶ.
14週 総合演習 授業内容の理解度確認と総合演習
15週 期末試験 1-14週の授業内容について試験を行い,成績評価と確認.
16週 答案返却・解説,授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000