情報ネットワークⅠ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 情報ネットワークⅠ
科目番号 0097 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 シスコ技術者認定試験公式ガイドブックCISCO CCENT/CCNA
担当教員 阿蘇 司

到達目標

1) TCP/IPネットワークの動作を説明できる。
2) ネットワークを利用するために必要な知識、および管理するために必要な設定概要を説明できる。
3) これらの知識と実務の関連性を理解することで、ネットワークの構成設計を提案できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1OSIおよびTCP/IPのネットワークアーキテクチャに関する各階層の役割と動作について説明できる。OSIおよびTCP/IPのネットワークアーキテクチャに関する各階層についての,概要を説明できる。OSIおよびTCP/IPのネットワークアーキテクチャに関する各階層を説明できない。
評価項目2データリンク層の通信手順について,例をあげて説明できる。データリンク層での通信手順の概要を説明できる。データリンク層での通信手順を説明できない。
評価項目3ネットワーク層でのアドレッシングおよびルーティングについて例をあげて説明できる。ネットワーク層でのアドレッシングおよびルーティングについて概要を説明できる。ネットワーク層でのアドレッシングおよびルーティングについて説明できない。
評価項目4トランスポート層での制御について,例をあげて説明できる。トランスポート層での制御について,概要を説明できる。トランスポート層での制御について説明できない。
評価項目5IPアドレス分析を行い,ネットワーク設計と実装計画を立てることができる。IPアドレス分析や計算方法を理解して,基本的なネットワーク設計を行える。IPアドレス分析や設計を行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE B4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
インターネットにおいて用いられている技術を習得し、その技術をベースに実践的な知識とその設計・運用方法について学ぶ。知識としてのネットワークの仕組みを理解するとともに、演習を踏まえながらネットワークを構成するための知識を深める。
授業の進め方・方法:
実例を取り上げた解説を行い、知識との関連付けを行う。
注意点:
追認試験の評価方法及び評価基準は、本試験と同等とし、認定をもって60点とする。
JABEEの評価基準に達するには60点以上が必要である。(B4)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 講義の目的および進め方について理解する。
2週 TCP/IPの基礎 TCP/IPネットワークングモデルについての概要を学ぶ。
3週 OSIネットワークングの基礎 OSIネットワークングモデルについて,TCP/IPとの対応付けし,その概要を学ぶ。
4週 イーサネットLANの基礎 イーサネットでのデータのやり取りを行う電気信号とデータリング層について学ぶ。
5週 WANの基礎 IPを中心としたネットワークとWANテクノロジーとしてのイーサネットについて学ぶ。
6週 ネットワーク層(1) IPv4アドレスとルーティングの基礎について学ぶ。
7週 ネットワーク層(2) IPv4アドレッシングとルーティングの基礎について,演習を通じて学ぶ。
8週 問題演習 講義内容の理解度を確認する。
2ndQ
9週 トランスポート層 TCP/UDPを中心とした、トランスポート層について学ぶ。
10週 イーサネットLAN LANスイッチングの概念について学ぶ。
11週 IPv4アドレッシング分析(1) IPv4のサブネット化の概要について学ぶ。
12週 IPv4アドレッシング分析(2) IPv4のサブネット化の設計と実装計画について学ぶ。
13週 クラスフルIPv4ネットワーク分析 クラスフルネットワークの概念を演習を通じて学ぶ。
14週 課題演習 ここまでの学習内容の確認と、実例に準拠した課題演習を行う。
15週 期末試験 講義内容に即した試験を行う。
16週 成績確認 講義のまとめと成績確認を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テスト/レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力5010000060
専門的能力2010000030
分野応用力100000010