哲学Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 哲学Ⅱ
科目番号 0097 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 教科書は使用しません。プリントを配布します。
担当教員 村中 達矢

到達目標

〇生命倫理学を学ぶことを通して道徳的な判断力を身につける。
〇文章で的確に表現する力を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1生命倫理学を学ぶことを通して道徳的な判断力を非常によく身につけている。生命倫理学を学ぶことを通して道徳的な判断力を身につけている。生命倫理学を学ぶことを通して道徳的な判断力を身につけていない。
評価項目2文章で的確に表現する力を非常によく養っている。文章で的確に表現する力を養っている。文章で的確に表現する力を養っていない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
生命倫理をめぐって現代哲学でどういう議論が行われているのかを概観する。
授業の進め方・方法:
講義を中心とする。
事前に行う準備学習:講義の復習および予習を行ってから授業にのぞむこと
注意点:
学生の理解度や関心度に応じて授業計画を適宜、変更する場合がある。成績評価は期末試験によって行う。
本科目では、60点以上の評価で単位を認定する。
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。
学修単位のため、30時間相当の授業外学習が必要である。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。
授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、ロバート・ヴィーチによる医師と患者の関係の四分類 患者と医師はどういう関係にあることが望ましいとヴィーチは考えたのかなどを理解する。
2週 生命倫理学においてトム・ビーチャムとジェイムズ・チルドレスが提示した四つの基本原理 現在、生命倫理学ではどういったことが基本原理とみなされているのかを理解する。
3週 インフォームド・コンセント(十分な説明を受けた上での同意)の倫理 インフォームド・コンセントとその背景にある考え方を理解する。
4週 生命の尊厳(SOL)を重要視する立場と生活の質(QOL)を重要視する立場 生命・生活をめぐる代表的な二つの立場を理解する。
5週 生殖技術の倫理 生殖技術をめぐってどういう議論が行われているのかを理解する。
6週 出生前診断の倫理 出生前診断をめぐってどういう議論が行われているのかを理解する。
7週 遺伝子診断の倫理 遺伝子診断をめぐってどういう議論が行われているのかを理解する。
8週 クローン技術の倫理 クローン技術をめぐってどういう議論が行われているのかを理解する。
4thQ
9週 人工妊娠中絶と優生学 人工妊娠中絶などをめぐってどういう議論が行われているのかを理解する。
10週 人体実験とヘルシンキ宣言 人体実験をめぐってどういう議論が行われているのかを理解する。
11週 脳死と植物状態 脳死と植物状態をめぐってどういう議論が行われているのかを理解する。
12週 臓器移植の倫理 臓器移植をめぐってどういう議論が行われているのかを理解する。
13週 終末期医療(ターミナル・ケア)の倫理 終末期医療をめぐってどういう議論が行われているのかを理解する。
14週 安楽死・尊厳死とリビング・ウィル 安楽死や尊厳死をめぐってどういう議論が行われているのかを理解する。
15週 期末試験
16週 期末試験の解説 試験の解説。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000