応用数学Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 応用数学Ⅱ
科目番号 0112 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 基礎解析学 改定版
担当教員 的場 隆一

到達目標

ベクトル解析を用いて物理現象と対応をとりながら講義を行う.工学で必要とされる「ベクトル解析」について,演習を中心としてその解法に習熟する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ベクトルの代数における応用問題や証明問題が解ける.ベクトルの代数における基本問題が解ける.ベクトルの代数における基本問題が解けない.
評価項目2ベクトル関数の微分・積分に関する応用問題や証明問題が解ける.ベクトル関数の微分・積分に関する基本問題が解ける.ベクトル関数の微分・積分に関する基本問題が解けない.
評価項目3スカラー場,ベクトル場における応用問題や証明問題が解ける.スカラー場,ベクトル場における基本問題が解ける.スカラー場,ベクトル場における基本問題が解けない.
評価項目4ベクトル場の積分公式における応用問題や証明問題が解ける.ベクトル場の積分公式における基本問題が解ける.ベクトル場の積分公式における基本問題が解けない.

学科の到達目標項目との関係

JABEE B1 説明 閉じる
ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
指定教科書を中心に,各項目について説明を行った後,演習問題を通して理解を深める.また,適宜小テストを行い理解度の確認と復習を行う.
授業の進め方・方法:
講義と演習を通してベクトル解析について学ぶ.課題(宿題),小テストと中間試験,期末試験を総合して評価する.
注意点:
本科目では,60点以上の評価で単位を認定する.
評価が60点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる.
追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ベクトルの代数
(講義・演習)
ベクトルの内積と外積を理解する.
2週 ベクトルの微分
(講義・演習)
ベクトル関数の微分計算ができるようになる.
3週 ベクトルの積分
(講義・演習)
ベクトル関数の積分計算ができるようになる.
4週 スカラー場とベクトル場1
(講義・演習)
gradientおよび方向微分係数について理解し,計算ができるようになる.
5週 スカラー場とベクトル場2
(講義・演習)
Divergence と Rotationについて理解する.
6週 スカラー場とベクトル場3
(演習)
Divergence と Rotationについて理解し,計算ができるようになる.
7週 総合演習
(演習)
1週目から6週目までの範囲を振り返り理解度を確かめ,理解度不足の項目について理解する.
8週 中間試験 第1回目から第7回目までの知識について出題される試験
において,自らの理解度を確認する.
4thQ
9週 スカラー場とベクトル場4
(講義・演習)
空間曲線,弧長,接ベクトルについて理解し,計算できるようになる.
10週 スカラー場とベクトル場5
(講義・演習)
スカラー場およびベクトル場における線積分を理解し,計算できるようになる.
11週 スカラー場とベクトル場6
(講義・演習)
スカラー場およびベクトル場における面積分を理解し,計算できるようになる.
12週 積分公式1
(講義・演習)
発散定理について理解し,計算できるようになる.
13週 積分公式2
(講義・演習)
ストークスの定理およびグリーンの定理について理解し,計算できるようになる.
14週 ここまでの復習
(演習)
中間試験以降の範囲について振り返り理解度を確かめ,理
解度不足の項目について理解する.
15週 期末試験 ベクトル解析の知識について出題される試験において,自らの理解度を確認する.
16週 期末試験返却 期末試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ小テスト合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力5000002070
専門的能力100000010
分野横断的能力200000020