到達目標
グラフ理論の基礎を理解することを目標とする.
1. グラフの基本概念を理解している.
2. グラフ処理における基本的手法を理解している.
3. グラフを身近な問題に適応できることを理解している.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | グラフの基本的概念を正しく理解し説明できる. | グラフの基本的概念を理解し説明できる.
| グラフの基本概念を理解していない. |
評価項目2 | グラフ処理における基本的手法を正しく理解し説明できる. | グラフ処理における基本的手法を理解し説明できる.
| グラフ処理における基本的手法を理解していない. |
評価項目3 | グラフを身近な問題に適応できることを正しく理解し説明できる. | グラフを身近な問題に適応できることを理解し説明できる. | グラフを身近な問題に適応できない. |
学科の到達目標項目との関係
JABEE B3
説明
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ディプロマポリシー 1
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教育方法等
概要:
対象とそれらの間の関係を定式化できる問題が数多く存在する,このような問題をモデル化する有効な数学的手段であるグラフについて,基礎的概念を理解し,グラフ処理における基本的手法を学ぶ.
授業の進め方・方法:
座学と演習および課題を用いて講義を進める.
授業外事前学習: 講義内容を予習しておく.
授業外事後学習: 講義内容を復習し,関連する課題に取り組む.
注意点:
JABEEの評価基準に達するには60点以上が必要である.
講義の復習および予習を行ってから受講すること.
課題は成果物として評価する.
評価が60点に満たない者は追認試験願の提出により課題と試験を伴う追認プログラムを受けることができる.追認プログラムの結果,単位の修得が認められた者にあたっては,その評価を60点とする.なお,追認プログラムは,不認定となった内容によって異なるので対象者は事前に確認すること.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
情報数学IIの対象, グラフの基礎概念,グラフの定義について説明できる.
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2週 |
グラフの基礎 |
部分グラフとグラフの変形操作について説明できる.
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3週 |
グラフの基礎 |
連結グラフと連結成分について説明できる.
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4週 |
演習 |
グラフの表現・処理に関するプログラムが作成できる.
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5週 |
2部グラフ |
2部グラフについて説明できる.
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6週 |
木と全域木 |
木と全域木について説明できる.
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7週 |
演習 |
2部グラフおよび木の表現・処理に関するプログラムが作成できる.
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8週 |
中間試験 |
グラフ理論の基礎に関する理解度を説明できる.
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2ndQ |
9週 |
グラフの周遊性 |
中間試験の返却及び解答例の説明. ハミルトングラフとオイラーグラフについて説明できる.
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10週 |
演習 |
セールスマン問題や郵便配達問題について考える.
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11週 |
平面的グラフ |
平面的グラフ, 凸多面体について説明できる.
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12週 |
平面的グラフ |
連結度について説明できる.
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13週 |
有向グラフ |
連結, 強連結, グラフの向きについて説明できる.
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14週 |
有向グラフ |
ハミルトン有向グラフとオイラー有向グラフについて説明できる.
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15週 |
期末試験 |
グラフ理論の基礎とグラフ処理における基本的手法の理解度を確認する.
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16週 |
成績評価・確認 |
期末試験の返却及び解答例の説明.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 100 |