卒業研究

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 卒業研究
科目番号 0118 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 12
開設学科 電子情報工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 12
教科書/教材 研究テーマに応じた電子情報系の関連科目
担当教員 阿蘇 司

到達目標

(学習教育目標)新しいシステム・概念を創成し,表現することができる.
(養成する能力)
 1.論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュニケーション能力
 2. 自主的,継続的に学習する能力
(評価に際しての観点)
1. 自主的・継続的に学習できる。
2. 計画的に研究を進め、まとめることができる。
3. 研究テーマの背景、目的を説明できる。
4. 関連する文献が調査できる。
5. 実験方法を検討し、実験装置や計算プログラムが組める。
6. 実験結果を分析し、現象を説明できる。
7. 研究成果を論文としてまとめることができる。
8. 研究成果を簡潔にまとめ、口頭発表できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安低いレベルの目安
論文/予稿(1)課題に対し深く理解し 検討している。課題に対してある程度理解して検討している課題に対し理解しておらず 検討が不十分である。
論文/予稿(2)主張の妥当性が適切に 示されている。課題に対しある程度 理解し検討している。主張の妥当性が説明されていない。
論文/予稿(3)技術的(理工学的)誤りがない技術的(理工学的)誤りが少ない。技術的(理工学的)誤りが多い。
スライド/ポスターの構成と表現の適切さ(1)目的を明確に述べ 聴衆を引き付けている。目的を述べている。目的を述べていない。
スライド/ポスターの構成と表現の適切さ(2)内容がよく整理され裏付けが示されている。(中間報告においては,卒業研究発表会までの課題と予定が的確に示されている)内容が整理され、ある程度 裏付けが示されている。(中間報告においては,卒研発表会までの課題と予定が示されている。)内容が整理されておらず 裏付けが不十分である。(中間報告においては,卒研発表会までの課題と予定が示されていない。)
スライド/ポスターの構成と表現の適切さ(3)結論として要点が整理されている。結論として要点が示されている。結論として要点が示されていない。
スライド/ポスターの構成と表現の適切さ(4)ポスターの表現は分かり易く インパクトがある。ポスターの表現は分かり易い。スライドの表現は乱雑で 分かり難い。
プレゼンテーション(1)表現は分かり易く また明確な声で話している。表現はある程度分かり易く また理解できる声で話している。表現は分かり難く また声も聞き取り難い。
プレゼンテーション(2)聴衆を見て話している。聴衆を時々見て話している。聴衆をほとんど見ず 原稿やスライドを見ている。
プレゼンテーション(3)質問に適切に答えることができる。質問に答えることができる。質問に適切に答えることができない。
研究への取り組み自ら課題を見つけ積極的に研究に取り組んでいる。与えられた課題解決のため研究に取り組んでいる与えられた課題も取り組んでいない

学科の到達目標項目との関係

MCCコア科目   説明 閉じる
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ディプロマポリシー 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
調査・分析・実験もしくはプログラム開発等のものづくり・シミュレーションを含む検証考察を経て研究を遂行する。それらを中間発表、卒業研究発表を通してコミュニケーション能力を身につける。また学会等の発表を通じて、社会に役立て実績的技術者としての能力を育成する一助にする。
授業の進め方・方法:
中間発表、卒業研究発表を通してコミュニケーション能力を身につける。また学会等の発表を通じて、社会に役立て実績的技術者としての能力を育成する一助にする。
注意点:
中間発表および卒業発表を経て単位を認定する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 研究打ち合わせ 研究遂行うためのルール
2週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
3週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
4週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
5週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
6週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
7週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
8週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
2ndQ
9週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
10週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
11週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
12週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
13週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
14週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
15週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
16週 期末試験 中間発表会
後期
3rdQ
1週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
2週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
3週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
4週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
5週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
6週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
7週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
8週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
4thQ
9週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
10週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
11週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
12週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
13週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
14週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
15週 研究実施 研究課題に必要な専門分野の学修
(調査,ゼミ,課題設定,計画立案,実施,報告)
16週 期末試験 卒業研究発表会

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3後15
英語英語運用能力向上のための学習英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3後15
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3後15
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3前1
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3前2
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3前3
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3前4
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3前5
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。3前6
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3前7
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。3前8
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3前9
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3前10
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3前11
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3前12
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3前13
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。3前14
グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3後14
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3後15
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3後15
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3後15
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3前15
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3後1
目標の実現に向けて計画ができる。3後2
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3後3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3後4
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3前1
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3前2
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3前3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3前4
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3前5
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3前6
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3前7
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3前8
法令やルールを遵守した行動をとれる。3前9
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3後14
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3前10
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3前11
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3前12
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3前13
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3前14
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3前15
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3後1
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3後2
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3後3
企業には社会的責任があることを認識している。3後4
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3後5
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3後6
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3後7
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3後8
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3後9
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3後10
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3後11
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3後12
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3後13
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3後5
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3後6
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3後7
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3後8
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3後9
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3後10

評価割合

試験論文・発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力0000000
専門的能力050000050
分野横断的能力050000050