到達目標
この講義では、文芸映画を取り上げる。原作と映画を相互に見比べることによって、あらすじだけの浅薄な理解ではなく、細かな工夫や演出、キャメラワーク、さまざまな差異に目配りすることを求めている。一冊の書物を自らの力で読了し、自らの解読や解釈を説得的に述べることができるようになることを目指す。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 一冊の書物を精読できる。 | 一冊の書物を読了できる。 | 一冊の書物を読了できない。 |
評価項目2 | あらすじ以外の要素にも十分に目配りできる。 | あらすじ以外の要素にもそれなりに目配りできる。 | あらすじ以外の要素に目配りできない。 |
評価項目3 | 自分自身の解読や解釈を説得的に表現できる。 | 自分自身の解読や解釈を自分自身の言葉で表現しようとする。 | 自分自身の解読や解釈を説得的に表現できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この講義では、文芸映画を取り上げる。原作と映画を相互に見比べることによって、あらすじだけの浅薄な理解ではなく、細かな工夫や演出、キャメラワーク、さまざまな差異に目配りすることを求めている。一冊の書物を自らの力で読了し、自らの解読や解釈を説得的に述べることができるようになることを目指す。
授業の進め方・方法:
キャメラワークについての概説の後、実際にミニ映画を撮る実習を行う。この実習での体験を踏まえて、文芸映画を鑑賞し、原作と読み比べて、レポートを仕上げる。
注意点:
映画を観るたびに、ミニ・レポートを提出してもらう。映画を鑑賞する際は、静かにマナーを守って下さい。居眠りした場合は、出席とは見なさない。もし欠席し、見逃した映画がある場合には、各自でレンタルするなどしてフォローしてください。60点未満の学生は、後期に追認試験を行うが、科目の特性上、一発で合格することが望ましい。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション |
授業の概要を理解する
|
2週 |
キャメラワークの基本 |
映画のキャメラワークの基本を概説する。
|
3週 |
ミニ映画を撮る(1) |
ミニ映画を実際に撮ることにより、映画のメカニズムを理解する。
|
4週 |
ミニ映画を撮る(2) |
ミニ映画を実際に撮ることにより、映画のメカニズムを理解する。
|
5週 |
ミニ映画を撮る(3) |
ミニ映画を実際に撮ることにより、映画のメカニズムを理解する。
|
6週 |
ミニ映画を鑑賞する |
各班のミニ映画を鑑賞し、改善点やポイントを確認する。
|
7週 |
文芸映画の鑑賞(1前) |
戦前のモノクロフィルムを鑑賞する。
|
8週 |
文芸映画の鑑賞(1後) |
戦前のモノクロフィルムを鑑賞する。
|
2ndQ |
9週 |
文芸映画の鑑賞(2前) |
戦後のカラー初期のものを鑑賞する。
|
10週 |
文芸映画の鑑賞(2後) |
戦後のカラー初期のものを鑑賞する。
|
11週 |
文芸映画の鑑賞(3前) |
学生の選んだ映画を鑑賞する。
|
12週 |
文芸映画の鑑賞(3後) |
学生の選んだ映画を鑑賞する。
|
13週 |
文芸映画の鑑賞(4前) |
学生の選んだ映画を鑑賞する。
|
14週 |
文芸映画の鑑賞(4後) |
学生の選んだ映画を鑑賞する。
|
15週 |
これまでのまとめ |
これまでの振り返りを行う。
|
16週 |
期末試験(レポート) |
理解度・到達度をレポート形式の試験により行う。
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 25 | 0 | 0 | 0 | 25 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 15 | 0 | 0 | 0 | 25 | 80 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |