コンピュータ計測Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 コンピュータ計測Ⅱ
科目番号 0134 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 (関連教科書)計測データと誤差解析の入門(ピアソン・エデュケーション)
担当教員 由井 四海

到達目標

1.与えられた課題について既知の知識と未知の知識を整理し解決策への道筋(計画)を立てることができる
2.計画に基づき未知の知識について探索、情報を収集することができる
3.得られた情報や技術を利用して課題を解決することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1与えられた課題について既知の知識と未知の知識を整理し解決策への道筋(計画)を立て、わかりやすく説明できる。与えられた課題について既知の知識と未知の知識を整理し解決策への道筋(計画)を立てることができる与えられた課題について既知の知識と未知の知識を整理し解決策への道筋(計画)を立てることができない
評価項目2計画に基づき未知の知識について探索、情報を収集し、わかりやすく説明できる。計画に基づき未知の知識について探索、情報を収集することができる計画に基づき未知の知識について探索、情報を収集することができない
評価項目3得られた情報や技術を利用して課題を解決し、わかりやすく説明できる。得られた情報や技術を利用して課題を解決することができる得られた情報や技術を利用して課題を解決することができない

学科の到達目標項目との関係

JABEE B4 説明 閉じる
ディプロマポリシー 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
学習目標(授業の狙い)
これまでに学んできた信号処理などの知識を基礎として、コンピュータを用いた計測データ等の解析・処理について学習する。プログラミング演習によりデータ処理のアルゴリズムの構築手法を学習する。簡単なプログラムにより波形処理が行えることを体験し、卒業研究等にも応用できるような数値データの処理方法の基礎を修得することを目的とする。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する。
与えられた各課題について取り組み、工学分野の計測データから得られる信号波形の雑音除去、ピーク検出、FFT演算などを確認し、多分野における信号処理の基礎を修得すること。
課題1:算数の穴埋め問題 課題2:心電図(ECG)信号の解析 課題3:音声認証 課題4:カーブ(ビーク)フィット
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。
授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く。
注意点:
学修単位のため、30時間相当の授業外学習が必要である。
1.最終評価は、課題評価を50%,試験評価を50%として計算する。ただし、課題評価の素点が60点に満たない場合、最終評価は課題評価の50%のみで計算し、不認定とする。
2.本科目では、60点以上の最終評価で単位を認定する。
3.最終評価が60点に満たない者は、追認試験願いを提出し、その後、追加課題の提出などにより十分な事前学習が確認されたうえで、追認試験を受けることができる。
4.事前学習が確認されない場合は追認試験を受けることはできない。
5.出席時間数の不足など、未履修の場合は追認試験を受けることはできない。
6.追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週 課題1:算数の穴埋め問題 これまでに学んだプログラミング技術を利用して課題を解決することができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。
授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く。
11週 課題2:心電図(ECG)信号の解析 信号の特徴を抽出することができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。
授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く。
12週 課題3:音声認証 信号の特徴を比較することができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。
授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く。
13週 課題4:カーブ(ビーク)フィット 複数の信号を分離することができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。
授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く。
14週 課題の解決過程の各段階での取り組みを振り返る 自分の課題解決能力の特徴を知ることができる。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。
授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く。
15週 期末試験 それぞれの課題における問題点を明確にすることができる。
16週 答案返却、授業アンケート等

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力50000500100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000