メディア工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 メディア工学Ⅰ
科目番号 0140 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 長尾智晴著「C言語による画像処理プログラミング入門」朝倉書店
担当教員 椎名 徹

到達目標

・階調補正および2値化処理の手法を理解し,アルゴリズムを説明することができる.
・空間および周波数フィルタリングの手法を理解し,アルゴリズムを説明することができる.
・符号化および圧縮の手法を理解し,アルゴリズムを説明することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1階調補正および2値化処理の手法およびアルゴリズムを理解し,プログラミングすることができる.階調補正および2値化処理の手法を理解し,アルゴリズムを説明することができる.階調補正および2値化処理の手法を理解せず,アルゴリズムを説明することができない.
評価項目2空間および周波数フィルタリングの手法およびアルゴリズムを理解し,プログラミングすることができる.空間および周波数フィルタリングの手法を理解し,アルゴリズムを説明することができる.空間および周波数フィルタリングの手法を理解せず,アルゴリズムを説明することができない.
評価項目3符号化および圧縮の手法およびアルゴリズムを理解し,プログラミングすることができる.符号化および圧縮の手法を理解し,アルゴリズムを説明することができる.符号化および圧縮の手法を理解せず,アルゴリズムを説明することができない.

学科の到達目標項目との関係

MCCコア科目   説明 閉じる
JABEE B5 説明 閉じる
ディプロマポリシー 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
情報工学の分野で重要な画像処理技術について学ぶ。
画像の符号化、画像処理・計測,パターン認識等について学ぶ。
この科目は企業で"光回路のチーム開発"を担当していた教員が,その経験を活かし,"画像処理,画像認識"について授業を行うものである.
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する.
注意点:
【備考】
単位認定には、60点以上の評定が必要である。
実際にプログラミングを行い、画像処理手法について学ぶ。
授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある。
評価が60点に満たない者は,願い出により追認試験を受け
ることができる。追認試験の結果,単位の修得が認められた
者にあっては,その評価を60点とする。」
この科目は必履修科目である.
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。
授業外学習・事後:授業内容に関する課題に取り組む。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
画像処理技術概要
シラバスの説明を受ける。
画像処理技術について説明できる。
2週 階調補正1 取り扱う画像フォーマットの説明できる。
濃度ヒストグラムと階調補正を行うことができる。
3週 階調補正2 より高度な階調補正ができる。
4週 2値化処理1 画像の2値化について説明できる。
5週 2値化処理2 画像の2値化について説明できる。
6週 2値化処理3 より高度な2値化処理ができる。
7週 空間フィルタリング1 エッジ処理が実行できる。
8週 空間フィルタリング2 より高度なフィルタ処理を実行できる。
2ndQ
9週 周波数フィルタリング1 周波数スペクトルについて説明できる。
10週 周波数フィルタリング2 フィルタリング処理を行うことができる。
11週 周波数フィルタリング3 その応用1について説明できる。
12週 周波数フィルタリング4 その応用2について説明できる。
13週 画像圧縮符号化1 階調画像の圧縮について説明できる。
14週 画像圧縮符号化2 その応用例について説明できる。
15週 期末試験 1-14週の授業内容について試験を受けて,成績評価を確認する。
16週 答案返却・解説,授業アンケート
成績評価・確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。4前11
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4前12
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。4前13,前14
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。4前13,前14
ソフトウェアアルゴリズムの概念を説明できる。4前13,前14
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。4前13,前14
コンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。4前2
計算機工学整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。4前3
基数が異なる数の間で相互に変換できる。4前3
整数を2進数、10進数、16進数で表現できる。4前4
小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。4前4
基本的な論理演算を行うことができる。4前5
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。4前5
論理式の簡単化の概念を説明できる。4前6
簡単化の手法を用いて、与えられた論理関数を簡単化することができる。4前6
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。4前7
与えられた組合せ論理回路の機能を説明することができる。4前7
組合せ論理回路を設計することができる。4前8
フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、その動作と特性を説明することができる。4前8
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。4前9
与えられた順序回路の機能を説明することができる。4前9
順序回路を設計することができる。4前10
コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。4前1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力0000000
専門的能力60000040100
分野横断的能力0000000