メディア工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 メディア工学Ⅱ
科目番号 0147 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 長尾智晴著「C言語による画像処理プログラミング入門」朝倉書店
担当教員 椎名 徹

到達目標

・2値画像処理・電子透かしの手法を理解し,アルゴリズムを説明することができる.
・立体・3次元計測の手法を理解し,アルゴリズムを説明することができる.
・動画像処理や画像認識の手法を理解し,アルゴリズムを説明することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目12値画像処理・電子透かしの手法およびアルゴリズムを理解し,プログラミングすることができる.2値画像処理・電子透かしの手法を理解し,アルゴリズムを説明することができる.2値画像処理・電子透かしの手法を理解せず,アルゴリズムを説明することができない.
評価項目2立体・3次元計測の手法およびアルゴリズムを理解し,プログラミングすることができる.立体・3次元計測の手法を理解し,アルゴリズムを説明することができる.立体・3次元計測の手法を理解せず,アルゴリズムを説明することができない.
評価項目3動画像処理や画像認識の手法およびアルゴリズムを理解し,プログラミングすることができる.動画像処理や画像認識の手法を理解し,アルゴリズムを説明することができる.動画像処理や画像認識の手法を理解せず,アルゴリズムを説明することができない.

学科の到達目標項目との関係

JABEE B5 説明 閉じる
ディプロマポリシー 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
情報工学の分野で重要な画像処理技術について学ぶ。
画像の符号化、画像処理・計測,パターン認識等について学ぶ.
この科目は企業で"光回路のチーム開発"を担当していた教員が,その経験を活かし,"画像処理,画像認識"について授業を行うものである.
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する.
注意点:
単位認定には、60点以上の評定が必要である。
実際にプログラミングを行い、画像処理手法について学ぶ。
授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある。
単位認定には、60点以上の評定が必要である。
この科目は必履修科目である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 電子透かし ガイダンスを受ける。
電子すかし等の用語について説明できる。
2週 2値画像処理1 膨張収縮処理について説明できる。
3週 2値画像処理2 輪郭線追跡について説明できる。
4週 立体・3次元環境認識1 画像中の立体・3次元環境の認識について説明できる。
5週 立体・3次元環境認識2 ステレオマッチングについて説明できる。
6週 立体・3次元環境認識3 その応用について説明できる。
7週 動画像処理1 動画像処理の原理について説明できる。
8週 動画像処理2 その応用1について説明できる。
4thQ
9週 動画像処理3 その応用2について説明できる。
10週 文字・図形の認識1 機械学習について説明できる。
11週 文字・図形の認識2 図形分解について説明できる。
12週 画像認識1 画像の認識について説明できる。
13週 画像認識2 研究課題を行う。
14週 カラー画像処理 カラー画像の適用について説明できる。
15週 期末試験 1-14週の授業内容について試験を受けて,成績評価を確認する。
16週 答案返却・解説,授業アンケート
成績評価・確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。4後10
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4後10,後11
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。4後11
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。4後12,後13
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。4後12,後13
ソフトウェアアルゴリズムの概念を説明できる。4後13,後14
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。4後13,後14
コンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。4後1
計算機工学整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。4後2
基数が異なる数の間で相互に変換できる。4後2
整数を2進数、10進数、16進数で表現できる。4後3
小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。4後3
基本的な論理演算を行うことができる。4後4
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。4後4
論理式の簡単化の概念を説明できる。4後5
簡単化の手法を用いて、与えられた論理関数を簡単化することができる。4後5
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。4後6
与えられた組合せ論理回路の機能を説明することができる。4後6
組合せ論理回路を設計することができる。4後7
フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、その動作と特性を説明することができる。4後7
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。4後8
与えられた順序回路の機能を説明することができる。4後8
順序回路を設計することができる。4後9
コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。4後9

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力0000000
専門的能力60000040100
分野横断的能力0000000