論理回路

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 論理回路
科目番号 0151 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 飯高成男 「ディジタル回路の計算」 (オーム社)
担当教員 篠川 敏行

到達目標

・同期式カウンタの論理回路を構成できる.
・エンコーダまたはデコーダの論理回路の構成ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
フリップフロップ ・フリップフロップの動作について理解し,説明できる.フリップフロップの動作について理解できる.フリップフロップの動作について理解できない.
カウンタカウンタ等の代表的な順序回路の動作を理解し,設計できる.カウンタ等の代表的な順序回路の動作を理解できる.カウンタ等の代表的な順序回路の動作を理解できない.
エンコーダ・デコーダエンコーダ・デコーダ等の代表的な組み合わせ論理回路の動作を理解し,設計できる.エンコーダ・デコーダ等の代表的な組み合わせ論理回路の動作を理解できる.エンコーダ・デコーダ等の代表的な組み合わせ論理回路の動作を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
 論理回路はコンピュータのハードウェアの入門ともいうべきものである.ディジタル回路の動作や計算について実力を養い、複雑なディジタル回路にも応用できる考え方や技術を身につける.
【学習・教育目標】  
授業の進め方・方法:
講義による説明と演習による形式で行う。
講義プリントを配布して、講義を効率的に行う。
注意点:
<評価方法の追加事項>
定期試験の結果または評価が60点未満の人には補習,再試験により理解が確認できれば,点数を変更することがある.ただし,変更した後の評価は60点を超えないものとする.

<授業改善策>
回路シミュレータを用いて,実際の論理回路の動作を確認することにとり学生の理解度をあげていく.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明
RSフリップフロップ
シラバスの説明
RSフリップフロップ,同期式RSフリップフロップについて理解する.
2週 マスタースレーブRSフリップフロップ マスタースレーブRSフリップフロップについて理解する.
3週 JKフリップフロップ JKフリップフロップ,マスタースレーブJKフリップフロップを理解する.
4週 Dフリップフロップ,Tフリップフロップ Dフリップフロップ,Tフリップフロップを理解する.
5週 順序論理回路 フリップフロップと組合せ論理回路で構成されている順序論理回路について解説する.
6週 非同期式2進カウンタ 非同期式カウンタについての動作を理解し,設計手法を学ぶ.
7週 非同期式n進カウンタ 非同期式n進カウンタについての動作を理解し,設計手法を学ぶ.
8週 中間試験 順序回路の解析、フリップフロップの動作の理解度を測る.
4thQ
9週 同期式2進カウンタ 同期式カウンタについての動作を理解し,設計手法を学ぶ.
10週 同期式10進カウンタ 同期式10進カウンタについて解説する.
11週 同期式n進カウンタ 同期式n進カウンタについての動作を理解し,設計手法を学ぶ.
12週 シフトレジスタ シフトレジスタについての動作を理解し,設計手法を学ぶ.
13週 エンコーダとデコーダ エンコーダについての動作を理解し,設計手法を学ぶ.
デコーダについての動作を理解し,設計手法を学ぶ.
14週 いろいろな入出力方式 TTL信号レベル,シュミットトリガ入力,3状態出力,トーテムポール出力,およびオープンコレクタ出力について理解する.
15週 期末試験 フリッププロップ,カウンタおよびエンコーダとデコーダについて理解しているか確認する.
16週 試験の返却と解説 試験の返却と解説および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験提出物態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合255025000100
基礎的能力255025000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000