応用物理Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 応用物理Ⅱ
科目番号 0183 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 高専の応用物理, 小暮陽三,森北出版
担当教員 由井 四海

到達目標

1.振動の運動を微分方程式として捉え基本的な問題を解くことができる
2.基本的な波動の式を記述でき波動方程式との関係を説明できる
3.光の屈折、反射、干渉に関する基本的な問題を解くことができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1振動の運動を微分方程式として捉え複雑な問題を解くことができる振動の運動を微分方程式として捉え基本的な問題を解くことができる振動の運動を微分方程式として捉え基本的な問題を解くことができない
評価項目2複雑な波動の式を記述でき波動方程式との関係を説明できる基本的な波動の式を記述でき波動方程式との関係を説明できる基本的な波動の式を記述でき波動方程式との関係を説明できない
評価項目3光の屈折、反射、干渉に関する複雑な問題を解くことができる光の屈折、反射、干渉に関する基本的な問題を解くことができる光の屈折、反射、干渉に関する基本的な問題を解くことができない

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
学習目標(授業の狙い)
 (教育目標)A3,B1
 3年生前期までの内容の継続性を考慮しつつ、物理現象の数学的記述による物理的思考を育成する。物理現象に対して理論的・実践的な理解と応用を深めることを目的とする。
 前半は、情報工学実験および高学年での電磁気学への連携を図るために振動・波動現象を中心に学ぶ。
 後半は、光の性質の干渉現象の基礎的解釈について学ぶ。
 数学を道具として現象を説明する能力を養うため、問題演習を実施する。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する。
注意点:
課題を20%,試験を80%として評価する.
試験の評価は中間試験と期末試験の評価の平均とする。
評 価が60点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる。
追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
振動:調和振動
調和振動の運動方程式を説明し、解くことができる。
2週 振動:振動のエネルギー 振動のエネルギーについて説明できる。
3週 振動:減衰振動 減衰振動の運動方程式を立て、解くことができる。
4週 振動:問題演習 振動に関する問題を解くことができる。
5週 波動:波動方程式 波動方程式について説明できる。
6週 波動:周期的な波 波の性質について説明できる。
7週 波動:問題演習 波動に関する問題を解くことができる。
8週 中間試験 振動と波動に関する問題を解くことができる。
4thQ
9週 波動:定常波 波の重ね合わせと定常初について説明できる。
10週 光学:光の速さと波長 光の速さと波長について説明し、問題を解くことができる。
11週 光学:光の反射と屈折 光の反射と屈折について説明し、問題を解くことができる。
12週 光学:光の干渉 光の干渉について説明し、問題を解くことができる。
13週 光学:光の応用 光の偏光や分光器などの光の応用について説明できる。
14週 光学:問題演習 光学に関する問題を解くことができる。
15週 期末試験 光学に関する問題を解くことができる。
16週 答案返却、解説、授業アンケート等 成績評価・確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学物体の変位、速度、加速度を微分・積分を用いて相互に計算することができる。1後1
波動自然光と偏光の違いについて説明できる。1後13
光の反射角、屈折角に関する計算ができる。1後10,後11
波長の違いによる分散現象によってスペクトルが生じることを説明できる。1後12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000