解析学Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 解析学Ⅱ
科目番号 0197 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 高専テキストシリーズ 微分積分2 森北出版,高専テキストシリーズ 微分積分2 問題集 森北出版
担当教員 櫻井 秀人

到達目標

微分法の主要な計算能力および応用力を身につける。
積分法の主要な計算能力および応用力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目12変数関数の極大極小および条件付き極値に関する問題を解くことができる。2変数関数の極大極小および条件付き極値に関する基本的な問題を解くことができる。2変数関数の極大極小および条件付き極値に関する基本的な問題を解くことができない。
評価項目22重積分の累次積分に関する問題を解くことができる。2重積分の累次積分に関する基本的な問題を解くことができる。2重積分の累次積分に関する基本的な問題を解くことができない。
評価項目32重積分の変数変換に関する問題を解くことができる。2重積分の変数変換に関する基本的な問題を解くことができる。2重積分の変数変換に関する基本的な問題を解くことができない。
評価項目4初等的な微分方程式の解法をよく理解し、それに関する問題を解くことができる。初等的な微分方程式の解法を理解し、それに関する基本的な問題を解くことができる。初等的な微分方程式に関する基本的な問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
前期解析学Iに引き続き、2変数関数とその導関数に関する概念を学ぶ。
2重積分の概念とその応用を学ぶ。更に、今まで学んできた微分積分の復習を行い、常微分方程式の基礎概念と、基本的な解法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義及び演習
注意点:
評価が60点を満たない者は、願い出により追認試験を受けることが出来る。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
2変数関数の極値
2変数関数の極大極小を求める方法を学ぶ。
2週 陰関数の微分法 陰関数という概念を解説し、その計算方法を学ぶ。
3週 条件つき極値問題 条件つき極値問題の解法(ラグランジュの乗数法)を学ぶ。
4週 重積分と体積 体積を用いて、2重積分を定義する。
5週 重積分と累次積分 累次積分の計算法を学ぶ。まずは領域が長方形の場合の計算に習熟する。
6週 重積分と累次積分 累次積分の計算法を学ぶ。領域が長方形とは限らない場合について学ぶ。
7週 積分順序の変更 積分順序の変更を学ぶ。
8週 中間試験 後期1回から7回までの講義内容について、中間試験を実施する。
4thQ
9週 変数変換 変数変換を用いて、2重積分を計算する方法を学ぶ。まずは具体的な例として、線形変換について学ぶ。
10週 変数変換 変数変換を用いて、2重積分を計算する方法を学ぶ。一般の変数変換の公式を解説し、極座標変換に対して適用する。
11週 2重積分の応用 2重積分の応用として、体積を計算する問題について学ぶ。また、広義積分とその応用を学ぶ。
12週 2重積分の応用 2重積分の応用として、図形の重心について学ぶ。
13週 微分方程式 微分方程式の概念と、初等的な解法を学ぶ。
14週 微分方程式 第13回に引き続き、微分方程式の概念と、初等的な解法を学ぶ。
1階線形微分方程式について学ぶ。
15週 期末試験 後期第9回以降の内容の定着度を測るため期末試験を行う。
16週 成績評価・確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度演習・提出物その他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000