哲学Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 哲学Ⅰ
科目番号 0219 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 土屋賢二『ツチヤ教授の哲学講義』(文春文庫)。
担当教員 冨田 詩郎

到達目標

哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)を説明でき、批判的に評価できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)をとてもよく説明できる。哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)を説明できる。哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)を説明できない。
評価項目2哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)をとてもよく、批判的に評価できる。哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)を批判的に評価できる。哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)を批判的に評価できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
哲学するとはどういうことか、真理は成立するか、哲学は学問として成立するかなどについて、入門書・啓蒙書・邦訳された哲学書などの記述を参考に、理解と考察を進め、自分なりの考えを表明できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を中心とする。必要に応じて、学生による発表と討論を交える
注意点:
講義プリントや資料などの保存・整理を怠らないこと。授業では、毎回、自分で読み・考え・表現することが求められる。
授業への参加の態様も評価の対象となる。授業計画は理解度・関心度などに応じて適宜、変更されることがある。
評価が60点に満たないときは、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。
家庭学習の際は使用テキスト・資料などをあらかじめ読んでおくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
「哲学以前」
学習・評価方法のガイダンス
哲学を人間の営みとしてとらえる視点を理解する
2週 「自分」とは何か 「自分」をどうやって考える対象とするか
3週 論理的とは 初歩的な形式論理学の練習を含む
4週 哲学は何でないか 「哲学」についての思い込みを検討する
5週 時間について われわれが時計で測っているものは、時間ではない
6週 因果関係について 因果関係についてのプラトンの説とアリストテレスの説
7週 何が見えるか 机の色や形は見えても、机そのものは見えない
8週 イデア論 ツチヤは、本当の意味では人間とは言えない
2ndQ
9週 われ思う、ゆえにわれあり 絶対に疑えないもの
10週 真偽とは何か 「われ思う」が疑えない理由
11週 コーヒーを注文する方法 言語ゲームが必要な理由
12週 言語ゲームで哲学の問題はどう解けるか 言語的読解が哲学の問題を生む
13週 「哲学の問題を全面的・最終的に解決した」究極の理論 本質は解明できない
14週 哲学世界を説明できるか 鉄悪は原因を解明することができない
15週 期末試験
16週 成績評価・確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000