哲学Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 哲学Ⅱ
科目番号 0220 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 特にないが、2年時の倫理教科書および資料集があれば参考になる
担当教員 冨田 詩郎

到達目標

現代人の思考方法を形成してきた様々な哲学思想の一端に触れることで、様々な難問やパラドックスに気づき、哲学の発想から、常識とは違う角度からものを見る方法を考えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代人を取り巻く様々なパラドックスにとてもよく気づき、哲学の発想から、常識とは違う角度からものを見る方法を考えることが、とてもよくできる。現代人を取り巻く様々なパラドックスに気づき、哲学の発想から、常識とは違う角度からものを見る方法を考えることができる。現代人を取り巻く様々なパラドックスに気づき、哲学の発想から、常識とは違う角度からものを見る方法を考えることができない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
善悪・美醜・真偽の成立可能性などについて。通史的に代表的な思想家の言説を手がかりとして考える。入門書・啓蒙書や邦訳された哲学書などの記述を参考に上記のテーマについて理解と考察を進め、自分なりの考えを表明できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を中心とする。必要に応じて、学生による発表と討論を交える
注意点:
講義プリントや資料などの保存・整理を怠らないこと。授業では、毎回、自分で読み・考え・表現することが求められる。
授業への参加の態様も評価の対象となる。授業計画は理解度・関心度などに応じて適宜、変更されることがある。
評価が60点に満たないときは、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。
家庭学習の際は使用テキスト・資料などをあらかじめ読んでおくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
哲学史を学ぶ意義
学習・評価方法のガイダンス
哲学を人間の営みとしてとらえる視点を理解する
2週 古代前期 古代ギリシアの自然哲学
プラトンのイデア論             
3週 古代後期 アリストテレスの実体
ストア派とエピクロス派
懐疑派 
4週 中世前期 教父哲学  グレゴリウス
アウグスティヌス            
5週 中世後期 スコラ哲学
アベラール 普遍論争 ドンス・スコトゥス ウィリアム・オッカム
6週 近世1 デカルトと演繹法
ベーコンと帰納法
7週 近世2 スピノザ
ライプニッツ 
8週 近世3 ロック
バークリー
ヒューム
4thQ
9週 近代1 社会契約論
ホッブズ、ロック、ルソー
10週 近代2 大陸合理論と英国経験論の統合
ルソー、コンディヤック
11週 近代3 カントの三批判書
12週 近代4 ドイツ観念論
フィヒテ、シェリング、ヘーゲル
13週 近代5 人間への志向回帰
実存主義
14週 現代 20世紀の哲学
15週 期末試験
16週 まとめ
成績評価・確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合85000015100
基礎的能力85000015100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000