ディジタル信号処理Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 ディジタル信号処理Ⅱ
科目番号 0314 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 計測自動制御学会編 小畑秀文、浜田望、田村安孝共著「信号処理入門」(コロナ社)
担当教員 小熊 博

到達目標

ディジタル信号処理の基礎(離散フーリエ変換、ディジタルフィルタ)を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
FIRフィルタ2次以上の伝達関数の周波数特性を導出できる。1次の伝達関数の周波数特性を導出できる。伝達関数の周波数特性を導出できない。
IIRフィルタ2次以上の伝達関数の周波数特性を導出できる。1次の伝達関数の周波数特性を導出できる。伝達関数の周波数特性を導出できない。
ディジタルフーリエ変換FFTについて説明できる。DFTについて説明できる。ディジタルフーリエ変換について説明できない

学科の到達目標項目との関係

JABEE B4 説明 閉じる
ディプロマポリシー 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代のマルチメディア社会では、音声、映像や各種センサ信号などの情報がディジタル化され、その通信、加工、処理、蓄積はコンピュータを使ったディジタル処理により行われ、必須のディジタル信号処理技術となっている。ディジタル信号処理の基礎(離散フーリエ変換、ディジタルフィルタ)を理解する。
授業の進め方・方法:
演習を多く取り入れ理解を助けるよう心がける。学生による「授業評価アンケート」の結果に対応して授業改善を進める.。
注意点:
授業計画は学生の理解度に応じて変更する場合がある。単位認定には、60点以上の評定が必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 FIRフィルタ設計(1) 移動平均フィルタについて説明できる。
2週 FIRフィルタ設計(2) 2次以下の伝達関数(LPF,HPF,BPF)を導出できる。
3週 FIRフィルタ設計(3) 高次の伝達関数について説明できる。
4週 IIRフィルタ設計(1) 2次以下の伝達関数(LPF,HPF,BPF)を導出できる。
5週 IIRフィルタ設計(2) s-z変換の考え方を説明できる。
6週 IIRフィルタ設計(3) 各種IIRフィルタを説明できる。
7週 演習 FIR、IIRフィルタ演習を通して理解する。
8週 DTFT DTFTを説明できる。
4thQ
9週 DFT(1) DFTの概要を説明できる。
10週 DFT(2) DFTを用いたフィルタ設計を説明できる。
11週 DFT(3) 周波数サンプリングフィルタについて説明できる。
12週 演習 DFT,DTFTの演習を通して理解する。
13週 窓関数(1) FFTの概要について説明できる。
14週 窓関数(2) 各種窓関数の特徴について説明できる。
15週 成績確認 (1)期末試験の成績確認
(2)授業評価アンケートの実施
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度レポートその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000