到達目標
古典を臨書することで技術を習得し、更に多様な書美を追求し『習字』と『書道』の違いを認識させる。
創作作品の制作により、自分自身と向き合い、素直に表現する心を養う。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 臨書 | 原本(手本)を忠実に模写し、尚且つ線質に深みと勢いが有ること。 | 原本(手本)を模写し、臨書の特徴をとらえることができる。 | 原本(手本)の特徴がとらえられない。 |
評価項目2 創作 | 言葉の持つ意味を表現でき、自分の思いを線にのせることができる。 | 言葉の意味の表現が不足しているが、まとめることができる。 | 自分の思いを表現できる言葉が選ぶことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
学習目標(授業のねらい)
古典の臨書で技術を身に付けさせる。筆の理(角度によって線質が変わること)を理解できるよう指導する。創作作品の素材は、自分自身と向き合い、素直に表現できる語句を選べるよう導く。臨書を基に、更に語句に合った表現が出来るように指導する。
授業の進め方・方法:
講義・実習
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く。
注意点:
授業計画は、学生の理解度に応じて変更する場合がある。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス 楷書の古典とその書風 |
古典の特徴と用筆を説明し、模範を示す。孔子廟堂碑『天河』の臨書。
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2週 |
楷書の古典とその書風 |
古典の特徴と用筆を説明し、模範を示す。九成宮醴泉銘『清泉』の臨書。
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3週 |
楷書の古典とその書風 |
古典の特徴と用筆を説明し、模範を示す。雁塔聖教序『春光』の臨書。
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4週 |
楷書の古典とその書風 |
古典の特徴と用筆を説明し、模範を示す。顔氏家廟碑『守道』の臨書。
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5週 |
楷書の古典とその書風 |
古典の特徴と用筆を説明し、模範を示す。牛橛造像記『妙楽』の臨書。
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6週 |
行書の古典とその書風 |
古典の特徴と用筆を説明し、模範を示す。蘭亭序『清風』の臨書。
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7週 |
行書の古典とその書風 |
古典の特徴と用筆を説明し、模範を示す。蘭亭序の臨書。
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8週 |
行書の古典とその書風 |
古典の特徴と用筆を説明し、模範を示す。風信帖『恵風』の臨書。
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4thQ |
9週 |
行書の古典とその書風 |
蘭亭序または風信帖から自由に選んだ文字の臨書。
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10週 |
漢字仮名交じりの書 |
構成や線質によって変化することを示し、歌の一節などを書かせる。
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11週 |
漢字仮名交じりの書 |
構成や線質によって変化することを示し、歌の一節などを書かせる。
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12週 |
色紙作品 |
自身で選んだ語句の漢字を辞書で調べ、構成し自分なりに表現し書かせる。
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13週 |
色紙作品 |
アドバイス、または教員が参考手本を書き、ひたすら書き込ませる。
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14週 |
色紙作品 |
色紙に清書し、押印し、作品を完成させる。
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15週 |
鑑賞とまとめ |
出来上がった色紙作品の鑑賞会。作品についての制作意図を述べ、また他の生徒の作品について感じたことを述べる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 30 | 0 | 20 | 50 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 30 | 0 | 20 | 50 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |