商学概論Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 商学概論Ⅰ
科目番号 0014 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 青山矢一ほか編(2020)『ビジネス基礎』実教出版.
担当教員 田嶋 雄太

到達目標

現代社会における経済活動と流通のあり方について、体系的な理解を深める。
身近なモノやサービス、流通について分析し、これに関する自分の見解を述べられるようになる。
「社会に出て働くこと」の価値を自分の言葉で説明でき、他者と意見交換できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1経済活動と流通のあり方について、幅広く説明できる。経済活動と流通のあり方について、その一部を説明できる。経済活動と流通のあり方について、説明できない。
評価項目2身近なモノやサービス、流通について、自分の見解を十分に述べられる。身近なモノやサービス、流通について、不十分ながらも自分の見解を述べられる。身近なモノやサービス、流通について、自分の見解を述べられない。
評価項目3「社会に出て働くこと」の価値を自分の言葉で説明でき、他者と意見交換できるようになる。「社会に出て働くこと」の価値を、拙いながらも自分の言葉で説明できている。他者の意見にも積極的に耳を傾けられている。「社会に出て働くこと」の価値の理解が不十分で、他者の意見も解釈できていない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
 本講の目的は、現代社会におけるビジネスのあり方を体系的に理解することにある。産業や消費生活の変化に伴う商品の多様化などについて考察する。また、身の回りにあるモノやサービス、流通をビジネス視点で俯瞰する能力を得ることも期待する。
 なお、この科目は、民間企業で実務経験があり、様々な業界の企業と関わっていた教員が、その経験を活かし、経済を構成する「企業・家計・政府」の幅広い観点から、講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
 講義形式で行うが、ビジネス事例研究やグループワークなどのアクティブラーニングも一部実施する。
注意点:
 本講では、受講生の積極的な発言や意見交換を期待する。グループワークでは、「自らの意見を持っているか」「その意見にたどり着いた理由」「他者との意見交換を経た結論の妥当性」等を評価する。
 評価が50点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を50点とする。評価方法と評価基準は、本試験に準じる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、商学の学習とビジネス 「商学概論Ⅰ」の目的、日常生活とビジネスとの関わりについて、理解できる。
2週 経済と流通の基礎(1) 経済の仕組みとビジネスについて、理解できる。
3週 経済と流通の基礎(2) 経済活動と流通の役割について、理解できる。
4週 さまざまなビジネス(1) 主なビジネスの種類について、理解できる。
5週 さまざまなビジネス(2) 小売業の役割と種類について、理解できる。
6週 さまざまなビジネス(3) 卸売業の役割と種類について、理解できる。
7週 ビジネス事例研究(1) 経済の仕組みとビジネスについて、具体的事例に沿って理解できる。
8週 中間試験 第1~7回の学習内容
2ndQ
9週 さまざまなビジネス(4) 物流業の役割と種類について、理解できる。
10週 さまざまなビジネス(5) 金融業の役割と種類について、理解できる。
11週 さまざまなビジネス(6) 情報通信業の役割と種類について、理解できる。
12週 グループワーク(1) ある特定の研究テーマについて、資料作成・発表できる。
13週 グループワーク(2) ある特定の研究テーマについて、資料作成・発表できる。
14週 ビジネス事例研究(2) 経済の仕組みとビジネスについて、具体的事例に沿って理解できる。
15週 期末試験 第9~14回の学習内容
16週 成績確認 答案返却、解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポートグループワーク合計
総合評価割合701515100
基礎的能力4010555
専門的能力205530
分野横断的能力100515