到達目標
現代社会における企業活動のあり方について、体系的な理解を深める。
マーケティング、企業の資金調達、売買取引について分析し、これに関する自分の見解を述べられるようになる。
「社会に出て働くこと」の価値を自分の言葉で説明でき、他者と意見交換できるようになる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 企業活動のあり方について、幅広く説明できる。 | 企業活動のあり方について、その一部を説明できる。 | 企業活動のあり方について、説明できない。 |
評価項目2 | マーケティング、企業の資金調達、売買取引について、自分の見解を十分に述べられる。 | マーケティング、企業の資金調達、売買取引について、不十分ながらも自分の見解を述べられる。 | マーケティング、企業の資金調達、売買取引について、自分の見解を述べられない。 |
評価項目3 | 「社会に出て働くこと」の価値を自分の言葉で説明でき、他者と意見交換できるようになる。 | 「社会に出て働くこと」の価値を、拙いながらも自分の言葉で説明できている。他者の意見にも積極的に耳を傾けられている。 | 「社会に出て働くこと」の価値の理解が不十分で、他者の意見も解釈できていない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講の目的は、現代社会における企業活動のあり方を体系的に理解することにある。企業の資金調達、雇用、売買取引などについて考察する。また、身近な地域のビジネスにも着目し、地域の現状や課題についても考える。
なお、この科目は、民間企業で実務経験があり、様々な業界の企業と関わっていた教員が、その経験を活かし、経済を構成する「企業・家計・政府」の幅広い観点から、講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
講義形式で行うが、ビジネス事例研究やグループワークなどのアクティブラーニングも一部実施する。
注意点:
本講では、受講生の積極的な発言や意見交換を期待する。グループワークでは、「自らの意見を持っているか」「その意見にたどり着いた理由」「他者との意見交換を経た結論の妥当性」等を評価する。
評価が50点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を50点とする。評価方法と評価基準は、本試験に準じる。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンスと企業活動の基礎(1) |
「商学概論Ⅱ」の目的と企業活動の基礎について、理解できる。
|
2週 |
企業活動の基礎(2) |
経営戦略やマーケティングの重要性について、理解できる。
|
3週 |
企業活動の基礎(3) |
資金調達の役割と方法について、理解できる。
|
4週 |
企業活動の基礎(4) |
財務諸表の役割や税の仕組みについて、理解できる。
|
5週 |
企業活動の基礎(5) |
雇用の意義と特徴について、理解できる。
|
6週 |
ビジネス事例研究(1) |
富山県の実例をもとに、SDGsやDXに関する先進的な取り組みについて理解できる。
|
7週 |
ビジネス事例研究(2) |
外部講師の講演を聴き、自分自身のキャリア観の幅を広げる。
|
8週 |
中間試験 |
第1~7回の学習内容
|
4thQ |
9週 |
ビジネスと売買取引(1) |
売買契約の条件、締結、履行について、理解できる。
|
10週 |
ビジネスと売買取引(2) |
代金決済の仕組みについて、理解できる。
|
11週 |
身近な地域のビジネス |
地域ブランディングや地域ビジネスの動向について、理解できる。
|
12週 |
グループワーク(1) |
研究テーマ(地域ビジネス等)について、情報収集・意見交換ができる。
|
13週 |
グループワーク(2) |
研究テーマ(地域ビジネス等)について、情報収集・意見交換ができる。
|
14週 |
グループワーク(3) |
研究テーマ(地域ビジネス等)について、資料作成・発表ができる。
|
15週 |
期末試験 |
第9~14回の学習内容
|
16週 |
成績確認 |
答案返却、解説
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | グループワーク | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 10 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 5 | 5 | 60 |
専門的能力 | 20 | 5 | 0 | 25 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 5 | 15 |