総合国語ⅠB

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 総合国語ⅠB
科目番号 0023 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「国語総合 古典編」(大修館書店)
担当教員 岡部 寛子

到達目標

代表的な古典と言われる古文の作品を鑑賞することによって、日本文化の奥行きを理解し、ものの見方を広げ、教養を深める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1古文の歴史的仮名遣いに基づいて内容を把握して音読することができる。古文の歴史的仮名遣いに基づいて内容をある程度、把握して音読することができる。古文の歴史的仮名遣いに基づいて内容を把握することができない。
評価項目2漢文の返り点・送り仮名に従って、内容を理解した上で音読することができる。漢文の返り点・送り仮名に従って、内容をある程度、理解した上で音読することができる。漢文の返り点・送り仮名に従って、内容を理解した上で音読することができない。
評価項目3古文や漢文の文学史的な位置づけを理解したり、古語や漢語と現代の言葉とのつながりを知り、日本の文化についての説明できる。古文や漢文の文学史的な位置づけを理解したり、古語や漢語と現代の言葉とのつながりを理解できる。古文や漢文の文学史的な位置づけを理解したり、古語や漢語と現代の言葉とのつながりを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
わが国の古典文学に親しみ、国語にまつわる基礎的な知識を習得することを目標とする。前半は本文の読解を中心とし、仮名遣い・文法・語彙等についても随時、学んでいく。後半は主要作品の文学史上の位置づけを学習する。さらに代表的な古典文学を学ぶことによって、言語・文化・歴史面での教養を広く身につけることを目標とする。
授業の進め方・方法:
講義形式で行うが、音読等による授業参加を加えて理解を深める。による講義形式で行うが、音読等による授業参加を加えて理解を深める。
注意点:
◆関連科目
内容の関連:総合国語IA・総合国語IB(後期)
コミュニケーション能力:外国語・保健体育
人間の探求と複眼的思考:歴史・政治経済
◆受講する皆さんへのメッセージ:
・学生の積極的な参加、発言、介入を期待している。
・双方向のやりとりを増やし、理解の定着を目指す。
・理解度を確認し進めるため、シラバスの若干の変更はあり得る。
・的確な板書を心がけ、ノートをとる時間を確保する。
・評価が60%に満たない学生には、追認試験を行うことがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション この講義のオリエンテーションを行う。
古典を学ぶことの意味を考える。
2週 児のそら寝 「児のそら寝」を音読し、古文に親しむ。説話の文学史的な理解をする。
内容を分析し、口語との違いを理解する。
百人一首を覚えよう①
3週 児のそら寝 前半の内容を分析し、口語との違いを理解する。
4週 児のそら寝 後半の内容を分析し、口語との違いを理解する。
百人一首を覚えよう②
5週 絵仏師良秀 「絵仏師良秀」の冒頭を分析し、内容を理解する。古典文法の基礎についても学習する。
6週 絵仏師良秀 「絵仏師良秀」の後半を分析し、内容を理解する。古典文法の基礎についても学習する。
百人一首を覚えよう③
7週 前期 中間試験 既習事項の確認と定着をはかる。自身のこれまでの学習方法を点検する。
8週 絵仏師良秀 「絵仏師良秀」の全体を分析し、内容を理解する。古典文法の基礎についても学習する。
2ndQ
9週 漢文入門
漢文訓読のきまり
漢文とは何か。なぜ漢文を学ぶのかを考える。漢文訓読のきまりを理解する。返り点の規則を理解する。
百人一首を覚えよう④
10週 漢文入門
漢文訓読のきまり
漢文訓読のきまりを理解する。助字・再読文字を理解する。書き下し文の原則を理解する。
11週 訓読に親しむ 格言をくり返し音読して、漢文訓読に親しみ、訓読のきまりを身につける。
百人一首を覚えよう⑤
12週 五十歩百歩 「五十歩百歩」を音読し、書き下し文に改め、意味を取る。
13週 矛盾・蛇足 「矛盾」を音読し、書き下し文に改め、意味をとる。
「蛇足」を音読し、書き下し文に改め、意味を取る。
百人一首を覚えよう⑥
14週 朝三暮四 「朝三暮四」を音読し、書き下し文に改め、意味を取る。日本でよく使われている他の故事成語についても、どのような物語から発生したのかを理解する。
15週 期末試験 既習事項の確認と定着を図る。
16週 前期期末試験の返却と解説 既習事項の確認と定着を図る。自身の学習法の点検をする。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合85000015100
基礎的能力85000015100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000