科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 地理
科目番号 0024 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 帝国書院『新詳地理B』、二宮書店『詳解現代地図』、第一学習社『最新地理図表 GEO』。
担当教員 大西 宏治

到達目標

①学習している対象地域を常に地図帳上で確認できる。
②人間の諸活動と自然との関わりを感得できる。
③日本と周辺諸国との間に存在する地域構造を知り、自分たちの生活がその構造の上に成立していることを自覚をする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地図帳を活用して、世界に関する様々な地域の課題を調べたり理解したりできる。地図帳を活用して、世界に生起する様々な地域の課題について、一部の地域であれば調べたり理解したりできる。地図帳を活用して、世界で生起する様々な地域の問題を課題について、ほどんど調べたり理解できない。
評価項目2人間の諸活動と自然との関わりについて十分に理解できる。人間の諸活動と自然との関わりについておおむね理解できる。人間の諸活動と自然との関わりについて不十分な理解しかない。
評価項目3日本と周辺諸国との地域構造について十分に理解できる。日本と周辺諸国との地域構造についておおむね理解できる。日本と周辺諸国との地域構造についてほとんど理解できない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前期から後期半ばまでは地図活用や自然地理を中心に、後期半ばから人文地理を中心に授業を行う。我々が暮らす地球上では、地域によって異なった景観を見せ、異なった生活様式が営まれている。その差異は全て背景があり、科学的に検証することによって「地域構造」というかたちが浮かび上がってくる。その「地域構造」という概念を学生に知らせることが最終的目標である。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義
注意点:
①白地図等による作業を適時入れる。
②評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。評価方法および評価基準は本試験に準じる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 はじめに ガイダンス(目的・内容・方法・評価など授業計画の説明)。問題提起(現代世界の課題など)
2週 生活の舞台としての地形 わたしたちの世界観・地球観(メンタルマップ)。自然環境と生活のかかわりあい
3週 世界の地形(1) 世界の大地形① 地球に関する統計数字。営力とはどんなものか。褶曲、断層、火山活動などの内的営力。水や風といった外的営力
4週 世界の地形(2) 世界の大地形② プレート運動。プレートテクトニクス理論
5週 世界の地形(3) 世界の大地形④ 造山活動と大地形の形成(造山帯)
6週 世界の地形(4) 世界の大地形④ 造山活動と大地形の形成(安定陸塊)。地下資源
7週 世界の地形(5) 外的営力によってつくられる小地形① 外的営力と地形の形成。河川
8週 中間試験
2ndQ
9週 世界の地形(6) 外的営力によってつくられる小地形② 侵食平野と堆積平野
10週 世界の地形(7) 外的営力によってつくられる小地形③ 海岸地形
11週 世界の地形(8) 外的営力によってつくられる小地形④ 氷河と地形。地下水と地形。水文環境や風
12週 地形図の読図 作業による地形図の読図
13週 世界の気候(1) 気候の成り立ち① 気候要素・気候因子
14週 世界の気候(2) 気候の成り立ち② 気候の変化と地球温暖化。現代社会と気候
15週 期末試験 実施する
16週 成績評価・確認
後期
3rdQ
1週 世界の気候(3) 世界の気候区分① ケッペンの気候区分、熱帯
2週 世界の気候(4) 世界の気候区分② 乾燥帯、温帯
3週 世界の気候(5) 世界の気候区分③ 亜寒帯、寒帯
4週 農産物の生産と流通(1) 世界の農業。世界の農業地域区分
5週 農産物の生産と流通(2) 現代世界の農業の現状と課題
6週 農産物の生産と流通(3) 世界の水産業
7週 資源の生産と消費(1) エネルギー・鉱産資源の利用。エネルギー・鉱産資源の分布
8週 中間試験
4thQ
9週 資源の生産と消費(2) 現代世界のエネルギー・鉱産資源の現状と課題。日本の資源問題
10週 工業製品の生産と流通(1) 工業の発達と立地。世界の工業地域
11週 工業製品の生産と流通(2) 現代世界の工業の現状と課題
12週 近隣諸国の研究(1) 韓国の研究
13週 近隣諸国の研究(2) 中国の研究
14週 近隣諸国の研究(3) ロシアの研究
15週 期末試験 実施する
16週 成績評価・確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000