数学Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 数学Ⅰ
科目番号 0027 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 高専テキストシリーズ 基礎数学 森北出版,新課程 はぎ取り式練習ドリル 数学Ⅰ数学Ⅱ
担当教員 佐藤 塁

到達目標

多項式の和差積が計算できる。
基本的な因数分解ができる。
絶対値・平方根の基本的な計算ができる。
1次不等式、2次方程式・不等式を解くことができる。
2次関数のグラフを書くことができ、2次関数の最大値・最小値の問題や2次不等式を解くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1公式や因数定理を用いて基本的な多項式の因数分解ができる.公式を用いて因数分解できる.整式の割り算で商と余りを求めることができる.公式を用いた因数分解ができない.
評価項目2基本的な高次方程式,分数方程式,無理方程式を解くことができる.基本的な分数方程式,無理方程式を解くことができる.基本的な分数方程式,無理方程式を解くことができない.
評価項目3任意の2次関数を標準形に直すことができる.それを用いてグラフを書き,最大値,最小値を求めることができる.任意の2次関数を標準形に直すことができる.任意の2次関数を標準形に直すことができない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
整式(多項式)の演算等を通して文字式の取り扱いに慣れることにより、対象を抽象的に扱う方法を学ぶ。また、数の基礎になる実数の概念を学び、絶対値・平方根の取り扱いに習熟する。
2次関数の学習を通して、関数という概念を学ぶ。特に、グラフを書くことに習熟し、最大値・最小値や不等式の問題に対する解法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義及び演習
注意点:
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
等式の性質
等式の性質を確認する.それに関する簡単な問題の解法を学ぶ.
2週 不等式の性質 不等式の性質を理解し,それを用いて簡単な不等式を解く方法を
3週 実数とその性質 実数を定義し,その絶対値や根号を用いた数の計算等を学ぶ.
4週 複素数 複素数を定義し,その演算を学ぶ.
5週 整式の加法,減法 整式の加法,減法を学ぶ.
6週 整式の乗法 整式の乗法(展開)について学ぶ.
7週 因数分解 公式を用いて整式を因数分解する方法を学ぶ.
8週 中間試験 1回から7回までの講義内容について、中間試験を実施する。
2ndQ
9週 因数分解 公式を用いて整式を因数分解する方法を学ぶ.
10週 整式の除法 整式の除法を学習する。商と余りや約数・倍数などが整式でも考えられることを学ぶ。
11週 剰余の定理,因数定理 剰余の定理,因数定理について学ぶ.それを用いて高次式を因数分解する方法を学ぶ.
12週 分数式 分数式の四則演算を学ぶ.
13週 2次方程式の解法 2次方程式の解を求める方法を学ぶ.
14週 2次方程式の解と因数分解 判別式や,解と係数の関係について学ぶ.
15週 期末試験 9回から15回までの講義内容について、期末試験を実施する。
16週 2次方程式の解と因数分解
成績評価・確認
2次方程式を解を求めることと,2次式の因数分解することが同値であることを学ぶ.
後期
3rdQ
1週 いろいろな方程式 不等式の性質を学び正しく理解する。
2週 いろいろな方程式 不等式の性質に習熟し、1次不等式の解法について学ぶ。
3週 集合 集合の概念とその演算を学ぶ.
4週 命題 命題の真偽の判定,必要条件と十分条件,逆,裏,対偶などの概念を学ぶ.
5週 恒等式 恒等式とその応用について学ぶ.
6週 等式の証明 様々な等式の証明法を学ぶ.
7週 不等式の証明 様々な不等式の証明法について学ぶ.
8週 中間試験 16回から22回までの講義内容について、中間試験を実施する。
4thQ
9週 2次関数のグラフ 原点を頂点とする2次関数と,それを平行移動して得られる2次関数のグラフの方程式について学ぶ.
10週 2次関数のグラフ 任意の2次関数が平方完成により標準形に変形できることと,その方法を学ぶ.
11週 2次関数の最大・最小 与えられた2次関数のグラフを考えることによる最大値・最小値の問題の解法を学ぶ。
12週 2次関数と2次方程式 2次方程式の解が2次関数のグラフとどのような関係にあるかを学ぶ.
13週 2次関数の決定 与えられた条件を満たす2次関数の方程式を求める方法を学ぶ.
14週 2次関数と2次不等式 不等式とグラフの関係について解説する。特に、ここまで(別々に)学んできた2次関数(のグラフ)と2次不等式が、互いに密接な関係にあることを学ぶ.
15週 期末試験 24回から30回までの講義内容について、期末試験を実施する。
16週 2次関数と2次不等式
成績評価・確認
2次関数のグラフを用いた2次不等式の解法を学ぶ.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力5000002070
専門的能力2000001030
分野横断的能力0000000