会計学概論Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 会計学概論Ⅰ
科目番号 0031 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 大原簿記学校監修「日商簿記3級テキスト」大原出版
担当教員 長谷川 博

到達目標

1.貸借対照表と損益計算書の意義と,簿記一巡の手続きについて十分に理解し,説明できる。
2.取引と仕訳,勘定口座への転記について十分に理解し,仕訳および転記ができる。
3.総勘定元帳と試算表の関係について十分に理解し,試算表の作成ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1貸借対照表と損益計算書の意義と,簿記一巡の手続きについて十分に理解し,説明できる。貸借対照表と損益計算書の意義と,簿記一巡の手続きについて理解し,説明できる。貸借対照表と損益計算書の意義と,簿記一巡の手続きについて理解が不十分で,説明できない。
評価項目2取引と仕訳,勘定口座への転記について十分に理解し,仕訳および転記ができる。取引と仕訳,勘定口座への転記について理解し,仕訳および転記ができる。取引と仕訳,勘定口座への転記についての理解が不十分で,仕訳および転記ができない。
評価項目3総勘定元帳と試算表の関係について十分に理解し,試算表の作成ができる。総勘定元帳と試算表の関係について理解し,試算表の作成ができる。総勘定元帳と試算表の関係についての理解が不十分で,試算表の作成ができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
 会計は,企業の多様な経営活動を貨幣金額で捉え,企業をとりまく利害関係者に報告することを目的としている。
 本講義では,経営活動がどのように営まれるかをふまえながら,基本的な経営活動がどのように記録,報告されるかを学習するために,生きた簿記の技術を身につけることを目標とする。
授業の進め方・方法:
 当科目履修後に日商簿記検定3級を取得することを推奨する。1年間の履修後には,全体として達成感があったように感じられ,検定結果にも表れている。昨年度までと同様に,3級合格に対応できるレベルで講義を進めるため,目標点は決まっているので、進度を極端に遅くするわけにはいかない。
注意点:
評価が60点に満たないものは,願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする。評価方法及び評価基準は,本試験と同じとする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
速算電卓
電卓の活用方法と速算電卓の技術を理解し説明できる。
2週 速算電卓の技術 速算電卓の技術を習得し,使いこなすことができる。
3週 簿記の目的 簿記の意義と目的,会計期間について理解し,説明できる。
4週 財政状態と経営成績 貸借対照表と損益計算書の意義を理解し,説明できる。
5週 簿記一巡 簿記一巡の手続きについて理解し,説明できる。
6週 取引と仕訳
主要簿と補助簿
取引と仕訳,勘定口座への転記について理解し,仕訳および転記ができる。
7週 試算表 総勘定元帳と試算表の関係について理解し,試算表の作成ができる。
8週 中間試験 中間試験
2ndQ
9週 中間試験のレビュー
英米式決算法
英米式決算法での決算ができる。
10週 商品売買の補助簿 仕入帳,売上帳,売掛金元帳,買掛金元帳を作成できる。
11週 分記法
商品売買Ⅱ
分記法について理解し,正しく処理ができる。諸掛について理解し,正しく処理ができる。
12週 商品売買Ⅱ 手付金,商品券,他店商品券の記帳方法を理解し,処理ができる。
13週 商品売買Ⅱ 商品有高帳の作成ができる。
14週 現金および預金 現金,当座預金,当座借越について正しく処理ができる。小口現金出納帳の作成ができる。
15週 期末試験 期末試験
16週 期末試験の解答 試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力4000001555
専門的能力3000001545
分野横断的能力0000000