到達目標
入門レベルのマクロ経済学における幹の部分を、経済理論として理解することを目標とする。これにより、「経済学的視点」を身につけることができ、社会全体からみたときの個々の経済現象を理解することもできるようになる。入門レベルのマクロ経済学について、幹の部分を理解できている状態となること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 経済社会現象について経済理論面から正しく理解でき、かつはってんてきに
思考できる。 | 経済社会現象について経済理論面から正しく理解できる。 | 経済社会現象について経済理論面から正しく理解できていない。 |
評価項目2 | 経済社会現象についての複数の考え方を経済理論面から理解でき、かつ発展的に思考できる。 | 経済社会現象についての複数の考え方を経済理論面から理解できる。 | 経済社会現象についての複数の考え方を経済理論面から理解できていない。 |
評価項目3 | 経済社会現象について、課題を経済理論面から指摘でき、かつ発展的に思考できる。 | 経済社会現象について、課題を経済理論面から指摘できる。 | 経済社会現象について、課題を経済理論面から指摘できていない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
効率性(資源の有効活用)や公平性(社会的正義)といった観点から、「様々な経済現象をみる力」をつける。これにより、グローバルビジネスの中で様々な意思決定を行わなければならない時、経済全体の中での自らの意思決定のもつ意味を考えることができるという理論的支柱の形成につながる。「経済の常識」を理解した経済学概論Ⅰの次段階として、入門レベルの経済学を学ぶ。マクロ経済学を中心に展開する。
授業の進め方・方法:
つめこみすぎない確実に理解に結び付くような講義展開に留意する。経済学Ⅱにおいては、実態経済動態の理解と関連理論が結びつくよう留意する。
注意点:
講義形式行うが、理解を深めるため、学生―教員間の双方向的な講義内容としたい。具体的には課題の発表を通じて行う。評点が60点に満たない者に対して、願い出により追認試験を行う。内容は中間・期末で60点に満たなかった範囲とする。その結果単位の修得が認められた場合の総合評点は60点とする。追認試験は本試験と同等の内容と評価で実施する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
マクロ・プレリュード 経済学概論Ⅰを振り返り、Ⅱへ展開する。
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2週 |
GDPの3面等価 |
国民経済計算の基礎概念を理解できる。
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3週 |
企業赤字と貿易赤字 |
貿易における黒字・赤字の意味が理解できる。
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4週 |
比較優位 |
リカード・モデル等が理解できる。
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5週 |
国債 |
債券価格と金利が理解できる。
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6週 |
アベノミクスの理論的含意 |
現実のマクロ経済政策を考察することができる。
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7週 |
前半総括 |
前半のまとめを行い知識の定着をはかることができる。
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8週 |
中間試験 |
前半までの内容に関する試験を行う。
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4thQ |
9週 |
成績評価・確認/前半まとめ |
前半の成績評価・確認を行う。
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10週 |
現代マクロ経済① |
視聴覚資料でマクロ経済の実態が理解できる。
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11週 |
マクロ実態経済に係るグループワーク① |
ワーク+グループ課題
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12週 |
マクロ実態経済に係るグループワーク② |
発表+個人課題
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13週 |
現代マクロ経済② |
企業ゲストスピーカーから、マクロ経済の実態を学ぶ。
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14週 |
後半総括 |
後半のまとめを行い知識の定着をはかる。
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15週 |
成績評価・確認/後半まとめ |
全体の成績評価・確認を行う。
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16週 |
期末試験 |
中間試験以降の授業内容に係る試験を行う。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |