会計学概論Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 会計学概論Ⅱ
科目番号 0041 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 大原簿記学校監修「日商簿記3級テキスト」大原出版
担当教員 長谷川 博

到達目標

1.株式会社の資本,税金,訂正仕訳などの各論点の取引について,十分に理解し,正しく会計処理ができる。
2.伝票会計および決算の意義について十分に理解し,正しく会計処理ができる。
3.決算整理仕訳を行い,精算表および財務諸表の作成を十分に行うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1決算整理仕訳を行い,精算表および財務諸表の作成を十分に行うことができる。決算整理仕訳を行い,精算表および財務諸表の作成ができる。決算整理仕訳および,精算表および財務諸表の作成ができない。
評価項目2主要簿と補助簿について十分に理解し,正しく会計処理ができる。主要簿と補助簿について理解し,正しく会計処理ができる。主要簿と補助簿についての理解が不十分で,正しく会計処理ができない。
評価項目3伝票会計および決算の意義について十分に理解し,正しく会計処理ができる。伝票会計および決算の意義について理解し,正しく会計処理ができる。伝票会計および決算の意義についての理解が不十分で,正しく会計処理ができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
 会計は,企業の多様な経営活動を貨幣金額で捉え,企業をとりまく利害関係者に報告することを目的としている。
 本講義では,経営活動がどのように営まれるかをふまえながら,基本的な経営活動がどのように記録,報告されるかを学習するために,生きた簿記の技術を身につけることを目標とする。
授業の進め方・方法:
 当科目履修後に日商簿記検定3級を取得することを推奨する。1年間の履修後には,全体として達成感があったように感じられ,検定結果にも表れている。昨年度までと同様に,3級合格に対応できるレベルで講義を進めるため,目標点は決まっているので、進度を極端に遅くするわけにはいかない。
 事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと。
(授業外学習・事前)授業内容を予習(進む予定の箇所のテキストを読み,理解しにくい点を明らかにしておく)。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題(ワークによる演習とレポート作成による振り返り)。
注意点:
評価が50点に満たないものは,願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を50点とする。評価方法及び評価基準は,本試験と同じとする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
決算
決算整理の売上原価の計算と決算整理後残高試算表について理解し,正しく会計処理ができる。
2週 決算 英米式決算法について理解し,仕訳と勘定の締切りができる。
3週 決算整理 受取手形および売掛金の決算整理について理解し,正しく会計処理ができる。
4週 決算整理 有形固定資産の決算整理について理解し,正しく会計処理ができる。
5週 決算整理 費用収益の繰延べ見越しについて理解し,正しく会計処理ができる。
6週 決算整理 現金過不足,当座借越,貯蔵品,消費税,法人税等の決算整理仕訳ができる。精算表の作成ができる。
7週 精算表 決算整理のすべての項目を含んだ精算表を理解し問題を解くことができる。
8週 中間試験 既習範囲について試験を行う。
4thQ
9週 財務諸表 損益計算書と貸借対照表を理解し,正しく作成できる。
10週 主要簿と補助簿 主要簿について理解し,正しく記帳できる。
11週 主要簿と補助簿 補助簿(売上帳,仕入帳,商品有高帳)について理解し,正しく記帳ができる。
12週 主要簿と補助簿 補助簿(売掛金元帳,買掛金元帳,現金出納帳,当座預金出納帳)について理解し,正しく記帳ができる。
13週 主要簿と補助簿 補助簿(小口現金出納帳,手形記入帳)について理解し,正しく記帳ができる。補助簿の相関関係について理解し,正しく解答できる。
14週 伝票会計 伝票会計,仕訳日計表ついて理解し,総勘定元帳への直接転記ができる。
15週 期末試験 期末試験
16週 期末試験の解答 試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力4000001555
専門的能力3000001545
分野横断的能力0000000