総合国語Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 総合国語Ⅱ
科目番号 0042 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『国語総合』(大修館書店)『新編現代文A』(第一学習社)
担当教員 黒崎 真美

到達目標

さまざまなジャンルの文章に触れる中で、構成を考えながら文章を読み取る力を育てる。 三段落構成で論理的な小論文を書く。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1論理的文章や文学的文章を正確に理解し、わかりやすく説明することができる。論理的文章や文学的文章を正確に理解することができる。論理的文章や文学的文章を正確に理解することができない。
評価項目2課題文をふまえて、600字程度の小論文を構成を考えて、的確な表現で、論理的に記述することができる。課題をふまえて、600字程度の小論文を構成を考えて、ある程度的確な表現で、論理的に記述することができる。課題文をふまえて、600字程度の小論文を構成を考えて、的確な表現で論理的に記述することができない。
評価項目3日本の代表的な古典作品を読み、その内容を正確に理解し、その文学史的位置づけや現代的意義を理解し、わかりやすく説明することができる。日本の代表的な古典作品を読み、その内容をある程度正確に理解し、その文学史的位置づけや現代的意義を理解し、わかりやすく説明することができる。日本の代表的な古典を読み、その内容を理解し、其の文学史的位置づけや現代的意義を理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1年生に引き続き、国語を適切に表現し、的確に理解する能力を育成し、言語を通したコミュニケーション能力を高めること。豊かな言語文化に触れることを通して、思考力を伸ばし、心情を豊かにする術を身に着け、言語感覚を磨き、言語文化に対する関心を深めること。また、古典や過去の言語文化と今日のつながりを実感しながら、ものの見方・感じ方・考え方を広め、人生を豊かにする態度を身につけ、日本文化を理解する一助とする。
授業の進め方・方法:
講義に加えて、小テストを実施する。講義を主体とするが、双方向のやりとりを重視する。
注意点:
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けられる場合がある。追認試験の結果、単位の修得が認められたものは、その評価を60点とする。
受講する皆さんへのメッセージ:
・授業を通して自ら考える力をつけてほしい。受け身ではなく、積極的な授業参加を期待している。
・授業計画は学生の理解度に応じて変更する場合がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーリング       故事成語 シラバスの説明。         故事成語
2週 先従隗始 「先従隗始」を音読し、内容を理解する。
3週 先従隗始 「先従隗始」を句法に注意しつつ、内容を分析し、解読する。
4週 「美しさの発見」について 全文を読み、全体の構成を考える。    第一段落を読んで内容を分析し、理解する。
5週 「美しさの発見」について 第二段落を読んで内容を分析し、理解する。
6週 「美しさの発見」について 第三段落を読んで内容を分析し、理解する。
7週 「美しさの発見」について 第四段落を読んで内容を分析し理解する。筆者の主張を捉え、それに対する自らの考えをまとめる。
8週 前期中間試験 既習事項の確認と定着を図る。
2ndQ
9週 唐代の詩
「絶句」「静夜思」
漢詩の形式を理解する。「絶句」「静夜思」を読んで、書き下し文に改め、内容と作者の思いを理解する。
10週 唐代の詩
「涼州詩」「春望」
「涼州詩」「春望」を読んで、書き下し文に改め、内容と作者の思いを理解する。
11週 唐代の詩
「香炉峰下、新卜山居草堂初成、偶題東壁」
「香炉峰下、新卜山居草堂初成、偶題東壁」を読んで、書き下し文に改め、内容と作者の思いを理解する。
12週 セメント樽の中の手紙 全文を読み、大意を把握する。
13週 セメント樽の中の手紙 表現に注意しながら、作品前半を分析する。
14週 セメント樽の中の手紙 表現に注意しながら、作品後半を分析する。社会背景を考えて考察する。
15週 前期期末試験 既習事項の確認と定着を図る。
16週 試験返却 復習 試験を返却し、これまでの学習事項の復習と定着を図る。
後期
3rdQ
1週 小論文 小論文ノートを使って、様々な表現および600字の小論文の書き方を学ぶ。
2週 小論文 小論文ノートを使って、様々な表現および600字の小論文の書き方を学ぶ。
3週 小論文 実際に600字の小論文を書いてみる。
4週 小論文 600字の小論文テストを受ける。
5週 デューク 全文を読み、大意を把握する。第一段落から主人公の設定を把握する。
6週 デューク 第二段落・第三段落を読んで主人公の心情の変化を分析する。
7週 デューク 第四段落を読んで主人公の心情の変化を分析する。
8週 デューク 第五段落を読んで主人公の心情を分析する。表現の特徴や背景描写の効果を考察する。
4thQ
9週 後期中間試験 既習事項の確認と定着を図る。
10週 なぜ`“コロンブスの卵”を描くのか 全体を読み構成を考える。前半を読み、内容を理解する。
11週 なぜ`“コロンブスの卵”を描くのか 後半を読み、内容を理解する。全体の主題を捉え、それに対する自らの考えをまとめる。
12週 更級日記
「門出」
「門出」を音読し、内容を理解する。作者の物語に憧れる様子を考察する。
13週 更科日記
「物語」
「物語」を音読し、内容を理解する。「源氏物語」を手に入れたいきさつを理解する。
14週 土佐日記
「帰京」
「門出」「物語」を鑑賞し、作者の少女時代に抱いた「源氏物語」を読む感動を考察する。
15週 後期期末試験 既習事項の確認と定着を図る。
16週 試験返却 復習 試験を返却し、これまでの学習事項の復習と定着を図る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合701000020100
基礎的能力701000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000