歴史Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 歴史Ⅱ
科目番号 0054 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『新詳世界史B』帝国書院、『最新世界史図説 タペストリー』帝国書院
担当教員 市嶋 聡之

到達目標

西欧史を中心とした学習を通じて、現代の国際社会がいかにして形成されてきたのかを理解する。教養としての知識に加え、歴史的事象・社会全体の見方・考え方を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1西洋史における重要な出来事や人物に関して、詳細かつ正確な知識を習得している。西洋史における重要な出来事や人物に関して、教養として最低限の基本的な知識を習得している。西洋史における重要な出来事や人物に関して、一般的・常識的な知識すら習得できていない。
評価項目2西洋史における主要な事象について、詳細な内容を知り、その歴史的意義を正確に理解している。西洋史における主要な事象について、概要を概ね理解している。西洋史における主要な事象について、基本的な知識と理解が不十分である。
評価項目3西洋史の時系列的な流れと、西洋史の世界史全体における関係や位置づけを正確に理解している。西洋史の時系列的な流れと、西洋史の世界史全体における関係や位置づけを概ね理解している。西洋史の時系列的な流れと、西洋史の世界史全体における関係や位置づけを理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
西洋(西欧)史を中軸に据え、日本や諸地域も包摂していった「世界の一体化」という世界史の大きな流れを理解できるようになることが基本目標である。世界的な分業体制(近代世界システム)が展開されて成立した現代社会の諸課題を考察するために必要な素材(政治・経済・社会・文化のありよう)を、総合的かつ具体的に学習する。グローバル化が進む国際社会の中で活躍していくために必要な教養としての歴史知識も修得する。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義
注意点:
評価が60点に満たないものは、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 年間計画とシラバスの説明
科目全体の導入「歴史を学ぶ意味」、「ヨーロッパによる世界の一体化と現代」
2週 ヨーロッパ史の源流:ギリシア世界 ヘレニズム時代(ギリシア世界の変容と拡大)
3週 ヨーロッパ史の源流:ローマ世界Ⅰ ローマ共和政
4週 ヨーロッパ史の源流:ローマ世界Ⅱ ローマの発展
5週 ヨーロッパ史の源流:ローマ世界Ⅲ ローマの地中海世界征服
6週 ヨーロッパ史の源流:ローマ世界Ⅳ 内乱の一世紀、ローマ帝国の成立
7週 ヨーロッパ史の源流:ローマ世界Ⅴ ローマ帝国の繁栄(ローマの平和)
8週 前期中間考査 1~7回の学習内容の確認
2ndQ
9週 ヨーロッパ史の源流:ローマ世界Ⅵ ローマ帝国の動揺と分裂
10週 ヨーロッパ史の源流:ローマ世界Ⅶ キリスト教の成立と発展
11週 中世ヨーロッパ概説 中世に生じた変化と、ヨーロッパ各国の動向
12週 近代ヨーロッパの成立Ⅰ 大航海時代
13週 近代ヨーロッパの成立Ⅱ ルネサンス
14週 近代ヨーロッパの成立Ⅲ 宗教改革
15週 期末試験 中間試験以降の学習内容の確認
16週 補講・成績評価・確認 成績の評価と確認
後期
3rdQ
1週 ヨーロッパ主権国家体制の展開Ⅰ スペインの覇権、ハプスブルク家の繁栄
2週 ヨーロッパ主権国家体制の展開Ⅱ オランダとイギリスの台頭、フランスにおける王権強化
3週 ヨーロッパ主権国家体制の展開Ⅲ 17世紀の危機と三十年戦争、西欧国家体系の成立
4週 ヨーロッパ主権国家体制の展開Ⅳ イギリス革命
5週 ヨーロッパ主権国家体制の展開Ⅴ ヨーロッパ諸国の海外進出
6週 欧米における近代社会の成長Ⅰ 産業革命と資本主義体制の成立
7週 欧米における近代社会の成長Ⅱ アメリカ独立革命
8週 後期中間試験 16~23回の学習内容の確認
4thQ
9週 欧米における近代社会の成長Ⅲ フランス革命①アンシャン=レジームから立憲君主政へ
10週 欧米における近代社会の成長Ⅳ フランス革命②共和政の成立とジャコバン独裁
11週 欧米における近代社会の成長Ⅴ ナポレオンによる帝政とヨーロッパ制覇
12週 欧米における近代国民国家の発展Ⅰ ウィーン体制とヨーロッパの再編、欧米列強による世界の分割支配
13週 欧米における近代国民国家の発展Ⅱ 帝国主義の成立と欧米列強の対立
14週 欧米における近代国民国家の発展Ⅲ 二つの世界大戦
15週 学年末試験 中間試験以降の学習の確認
16週 補講・成績評価・確認 成績の評価と確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力100000000
専門的能力100000000
分野横断的能力100000000