総合国語Ⅲ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 総合国語Ⅲ
科目番号 0074 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「新編現代文A」(第一学習社),※古典については、プリントを配布する。
担当教員 岡部 寛子,久保 陽子

到達目標

義務教育レベルの国語力の復習と定着を目指すとともに、論理的文章および文学的文章を根拠に基づき論理的に理解する能力を育てる。漢字や語句についても、まずは義務教育レベルの復習と定着を目指す。日本人が古来愛読してきた古典を読み理解することで、日本人としての基礎的教養と多用なものの見方を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1難解な論理的文章や文学的文章を正確に理解し、分かりやすく説明することができる。難解な論理的文章や文学的文章を正確に理解することができる。難解な論理的文章や文学的文章を正確に理解することができない。
評価項目2課題文や図表を踏まえて、800字程度の小論文を構成を考えて、的確な表現で、論理的に記述することができる。課題文や図表を踏まえて、800字程度の小論文を構成を考えてで、ある程度的確な表現で、論理的に記述することができる。課題文や図表を踏まえて、800字程度の小論文を構成を考えて、的確な表現で論理的に記述することができない。
評価項目3日本の代表的な古典作品を読み、その内容を正確に理解し、それが文学史的な位置づけや現代における意義を理解し、分かりやすく説明することができる。日本の代表的な古典を読み、その内容をある程度正確に理解し、それが文学史的な位置づけや現代における意義を理解することができる。日本の代表的な古典を読み、その内容を理解し、それが文学史的な位置づけや現代における意義を理解することができできない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
義務教育レベルの国語力の復習と定着を目指すとともに、論理的文章および文学的文章を根拠に基づき論理的に理解する能力を育てる。漢字や語句についても、まずは義務教育レベルの復習と定着を目指す。日本人が古来愛読してきた古典を読み理解することで、日本人としての基礎的教養と多用なものの見方を身につける。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義中心とする。
注意点:
受講する皆さんへのメッセージ:
・みなさんの積極的な参加、発言を期待している。
・また、理解度を確認しながら進め、シラバスの内容を変更することもある。
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者は、その評価を60とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション          
平家物語 木曽の最期
オリエンテーションを行う。
『平家物語』の文学史的位置を理解する。「最後の合戦」を音読し、理解する。
2週 平家物語 木曽の最期 「巴の戦い」「主従の思い」を音読し、理解する。義仲と今井四郎の思いの違いを理解する。
3週 平家物語 木曽の最期 「今井の戦い」「義仲の最後」を音読し、理解する。
4週 平家物語 木曽の最期 「義仲の最後」を音読し、理解する。最期に臨んだ義仲と今井の四郎の思いを理解する。
5週 大量生産の眩暈(評論) 全体を音読して、全体の構成と作者の主張を把握する。
6週 大量生産の眩暈(評論) 主題を前提に、どのように論が展開されていくかを、細部の読解を通し把握する。
7週 大量生産の眩暈(評論) 主題を前提に、どのように論が展開されていくかを、細部の読解を通し把握する。
8週 前期中間考査 学習事項の確認と定着を図る。
自分の学習方法の点検をする。
2ndQ
9週 もう一つの知性(評論) 全体を音読して、全体の構成と作者の主張を把握する。
10週 もう一つの知性(評論) 主題を前提に、どのように論が展開されていくかを、細部の読解を通し把握する。
11週 もう一つの知性(評論) 主題を前提に、どのように論が展開されていくかを、細部の読解を通し把握する。筆者の主張に対する自分の意見を持ち、表現する。
12週 鴻門の会 『史記』の文学史上の位置を理解する。ここに至るまでの経緯を理解する。     「鴻門の会」を音読し、解釈をする。    
13週 鴻門の会 「鴻門の会」を音読し、解釈をする。登場人物の心情を理解する。 
14週 鴻門の会 「鴻門の会」を音読し、解釈をする。エピソードを通して、項羽と沛公の人物像を理解し、この後の史的展開を理解する。
15週 期末試験 学習事項の確認と定着を図る
16週 答案返却 問題の解説と学習の点検を行う。
後期
3rdQ
1週 小論文 小論文ノートに基づき、800字の小論文を書くための題材集め、構成の立て方を学ぶ。
2週 小論文 小論文ノートに基づき、800字の小論文を書くための題材集め、構成の立て方を学ぶ。
3週 小論文 小論文ノートに基づき、課題文の要約の仕方を学ぶ。
4週 小論文 小論文ノートに基づき、構成を考えて、800字の小論文を書くことができる。
5週 小論文 実際に小論文テストを受ける。
6週 こころ(小説) 全体を音読して、全体の構成を理解し要約することができる。
7週 こころ(小説) 作者と作品の成立について自分の言葉で説明できる。
8週 後期中間考査 学習事項の確認と定着を図る。
自分の学習方法の点検をする。
4thQ
9週 こころ(小説) 「お嬢さん」をめぐって「私」の「K」に対する気持ちの変化を説明できる。
10週 こころ(小説) 「私」「K」の人物像を整理し、説明することができる。
11週 こころ(小説) 「K」の自殺について、考察し自分の考えを書くことができる。
12週 こころ(小説) グループで課題についてディスカッションし、相手の考えを理解し、また自分の考えを説明することができる。
13週 こころ(小説) 作品について書かれた先行論を読み、他者の考えを理解できる。
14週 こころ(小説) 作品がどのように受容されているか調査し、まとめることができる。
15週 期末試験 学習事項の確認と定着を図る
16週 期末試験の解答 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合750010015100
基礎的能力55001001580
専門的能力0000000
分野横断的能力200000020