数学Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 数学Ⅱ
科目番号 0075 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 高専テキストシリーズ 基礎数学
担当教員 池田 安人

到達目標

初等関数(べき関数,分数関数、無理関数、指数関数、対数関数、三角関数)の基本的な概念を理解する.
それらのグラフの概形をかき,基本的な計算をすることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1指数関数の性質を理解し,基本的な指数方程式を解くことができる.指数法則を用いて計算することができる.指数関数のグラフを書くことができる.指数法則を用いた計算ができない.
評価項目2対数関数の性質を理解し,基本的な対数方程式を解くことができる.対数の法則を用いて計算することができる.対数関数のグラフを書くことができる.対数の法則を用いた計算ができない.
評価項目3三角関数の公式を用いて三角関数の基本的な計算ができる.三角関数を三角形の問題に応用することができる.三角関数の公式を用いて三角関数の基本的な計算ができる.三角関数の概念を理解していない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
初等関数(分数関数、無理関数、指数関数、対数関数、三角関数)の概念を理解し、基本的な事項を学ばせる。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義と演習
注意点:
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2次関数の復習
2次関数のグラフをかくことができる.判別式の定義と意味を理解できる.
2週 2次関数のグラフと直線 2次関数のグラフと直線の共有点を求めることができる.判別式を用いて,直線と2次関数のグラフの関係を調べることができる.
3週 2次関数の決定 与えられた条件を満たす2次関数を求めることができる.
4週 2次関数と2次不等式 2次関数のグラフを用いて,2次不等式を解くことができる.
5週 関数 一般的な関数の概念を学び,それに関する記号を使うことができる.
6週 関数の移動 式の変形で,関数の移動を表すことができる.
7週 べき関数
偶関数・奇関数
基本的なべき関数のグラフをかくことができる.偶関数か奇関数かを判断することができる.
8週 中間試験 1回から7回までの講義内容について、中間試験を実施する。
2ndQ
9週 分数関数 簡単な分数関数のグラフの特徴を理解しグラフをかくことができる.基本的な分数方程式,分数不等式を解くことができる.
10週 無理関数,逆関数と合成関数 基本的な関数の逆関数を求めることができる.特に、無理関数が2次関数の逆関数であることを理解し、無理関数のグラフをかくことができる.
11週 累乗根 累乗根の定義,存在,性質を理解し,簡単な累乗根の値を求めることができる.
12週 指数の拡張 拡張された指数が指数法則を満たすことを確認する.指数法則を用いて計算ができる.
13週 指数関数 指数関数の特徴を理解し,グラフをかくことができる.
14週 指数関数と方程式・不等式 基本的な指数方程式,指数不等式を解くことができる.
15週 期末試験 9回から15回までの講義内容について、期末試験を実施する。
16週 まとめ
成績評価・確認
14回までに学んだ様々な関数について復習する。
後期
3rdQ
1週 対数 対数の定義を学び,それが満たす性質を学ぶ.それを用いて計算することができる.
2週 対数関数 対数関数の特徴を理解し,グラフをかくことができる.
3週 対数を用いた方程式・不等式 基本的な対数方程式,対数不等式を解くことができる.
4週 常用対数 常用対数を学び,それを用いて問題を解くことができる.
5週 一般角,正弦と余弦 一般角を学び,基本的な角の正弦・余弦の値を求めることができる.
6週 一般角,正弦と余弦 一般角を学び,基本的な角の正弦・余弦の値を求めることができる.
7週 弧度法 弧度法を学び,その図形的応用ができる.弧度法で与えられた角の正弦,余弦の値を求めることができる.
8週 中間試験 16回から22回までの講義内容について、中間試験を実施する。
4thQ
9週 三角比関数のグラフ 基本的な正弦関数,余弦関数のグラフをかくことができる.
10週 正接 基本的な角の正接を求めることができる.正接関数のグラフをかくことができる.
11週 三角関数の基本公式 三角関数の相互法則など,三角関数の基本的な性質を学ぶ.相互法則を用いて問題を解くことができる.
12週 三角関数と方程式・不等式 基本的な三角方程式・不等式を解くことができる.
13週 三角関数の加法定理 三角関数の加法定理,倍角の公式等を用いて問題を解くことができる.
14週 加法定理から導かれる公式 倍角の公式,半角の公式とその応用を学ぶ.
15週 期末試験 24回から30回までの講義内容について、期末試験を実施する。
16週 成績評価・確認 期末試験の結果を受けて,定着度の低い項目について講義する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力5000002070
専門的能力2000001030
分野横断的能力0000000