到達目標
言語や日本語の特質を理解し、日本語を外国人に教えることができる。また、自身の外国語修得に活かす。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 言語や日本語の特質を理解している。 | 言語や日本語の特質をおおむね理解している。 | 言語や日本語の特質を理解していない。 |
評価項目2 | 日本語を外国人に教えることができる。 | 日本語を外国人に教えることがある程度できる。 | 日本語を外国人に教えることができない。 |
評価項目3 | 言語学の知識を自身の外国語修得に活かすことができる。 | 言語学の知識を自身の外国語修得に活かすことがある程度できる。 | 言語学の知識を自身の外国語修得に活かすことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
外国語としての日本語を教えるという観点から、母語や外国語、さらには言語一般を取り巻く国内や国際的な状況および環境についての理解を深める。
授業の進め方・方法:
教員1名が単独で実施する。適宜、視聴覚教材なども使用する。
注意点:
◆いわゆる国語や外国語との違いを理解すること。
◆積極的な授業参加が望ましい。
◆携帯電話等の使用は、原則禁止とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション1 |
映画『ピグマリオン』を鑑賞する。
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2週 |
オリエンテーション2 |
東ロンドンのコックニーを題材にして、音声学の復習をすると同時に、社会・階級・教育について考える。
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3週 |
世界と日本 異文化接触と日本語教育 |
シラバスの解説をした後、戦後史を概観した上で、日本語を学ぶ外国人の置かれた状況を把握し、異文化接触とは何かを考察する。
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4週 |
日本語教育の歴史と現状 日本語教員の資質・能力 |
日本語教育史を概観し、日本語教師の役割を考察する。
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5週 |
言語と社会の関係 言語使用と社会 |
世界の言語政策や言語接触、言語変種等を学習する。
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6週 |
言語理解の過程 |
認知言語学の基礎を学ぶ。
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7週 |
言語習得・発達 |
母語の習得、第二言語の習得、バイリンガリズムについて学習する。
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8週 |
異文化理解と心理 |
カルチャーショックやアイデンティティについての基礎を学習する。
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4thQ |
9週 |
言語教育法・実技(実習) |
コースデザインやメソッドなどの言語教育法について概説する。
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10週 |
異文化間教育 |
多文化社会を迎えるための異文化間教育、国際理解教育について学ぶ。
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11週 |
日本語教育におけるコミュニケーション教育 言語教育と情報 |
コミュニケーションにおける意図と解釈のズレなどについて学ぶ。またICTの活用についても学習する。
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12週 |
文字と表記 |
日本語の4種の文字について学習する。
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13週 |
日本語史 |
上代から今日までの日本語の歴史を概観する。
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14週 |
復習・補足 |
これまでの学習を復習したり補足したりする。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
発展 |
改めて映画『ピグマリオン』を振り返りつつ、今後の学習方針やヴィジョンについて助言する。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |