哲学Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 哲学Ⅰ
科目番号 0098 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 土屋賢二『あたらしい哲学入門』(文春文庫)。
担当教員 冨田 詩郎

到達目標

哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)を説明でき、批判的に評価できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)をとてもよく説明できる。哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)を説明できる。哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)を説明できない。
評価項目2哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)をとてもよく、批判的に評価できる。哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)を批判的に評価できる。哲学の可能性・ことば・真理などをめぐる哲学者の言説や思想(の一部)を批判的に評価できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
哲学するとはどういうことか、真理は成立するか、哲学は学問として成立するかなどについて、入門書・啓蒙書・邦訳された哲学書などの記述を参考に、理解と考察を進め、自分なりの考えを表明できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を中心とする。必要に応じて、学生による発表と討論を交える
注意点:
講義プリントや資料などの保存・整理を怠らないこと。授業では、毎回、自分で読み・考え・表現することが求められます。授業への参加の態様も評価の対象となります。授業計画は理解度・関心度などに応じて適宜、変更されることがあります。 評価が60点に満たないときは、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
「哲学以前」
学習・評価方法のガイダンス
哲学を人間の営みとしてとらえる視点を理解する
2週 「自分」とは何か 「自分」をどうやって考える対象とするか
3週 ことばの誤用 市場のイドラの実例を探す
4週 論理的とは 初歩的な形式論理学の練習を含む
5週 哲学は難しいか 「哲学」についての思い込みを検討する
6週 問題が無意味になるとき 「なぜ人間は八本足か」など
7週 ことばが無意味になるとき 「円周率を食べる」など
8週 強力な武器:基準 「気温が23度であることの基準」など
2ndQ
9週 基準の使い方Ⅰ 「『一時間』はどこにあるか」など
10週 基準の使い方Ⅱ 「みんな利己的」など
11週 よく使われるけど間違っている論法 「意味がある」の客観的意味と主観的意味など
12週 二つの意味を混同して出てくる問題Ⅰ 「存在とは何か」など
13週 二つの意味を混同して出てくる問題Ⅱ 「わたしは種の保存を目指しているか」など
14週 だれでも答えられるはずなのに答えられない問題 「決める」と「知る」は両立しないなど
15週 期末試験
16週 成績評価・確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000