言語学Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 言語学Ⅰ
科目番号 0107 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 Twenty-Six Short Essays on English(EIHOSHA)
担当教員 金川 欣二

到達目標

言語学に関する英文を理解し、自分の学んだ言語(日本語、英語、漢文、環日本海諸国語)を深く理解できるようにする。
メタ言語能力がつく。
コミュニケーション能力を発揮できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1言語学に関する英文を理解し、自分の学んだ言語(日本語、英語、漢文、環日本海諸国語)を深く理解できるようにする。英語の長文が読めて理解できる英文が読めない。
評価項目2メタ言語能力がつく。日本語や英語、ほかの言語についての反省ができる。二つ以上の言語の関係を理解できない。
評価項目3コミュニケーション能力を発揮できるようになる。異文化の人々とも円滑にコミュニケートできる。コミュニケーション不全に陥る。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
言語学という学問の方法論とそれぞれの言語との違いを認識し、自分自身の立ち位置の「三角測量」ができるようにする。
授業の進め方・方法:
講義と購読を繰り返す。購読は各自の予習にしたがって訳してもらい、補足説明をしてもらう。による 言語学の講義と英文購読を総合敵に配置しながら、環日本海諸国語の知識を背景にしながら、言語学、英語学、国語学の基礎を学び、日本語を含めたメタ言語能力を育んでいく。
注意点:
評価が60点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 The Study of Language なじみのない「言語学」という学問を紹介し、その展望と、諸問題を語る。
2週 British English and AmericanEnglish イギリス英語とアメリカ英語の違いに触れ、日本語や英語などの方言などにも言及する。
3週 English as a World Language 「世界語」としての英語と、「部族語」としての英語の違いを学ぶ。
4週 Linguistics, Language, and Culture 言語学と言語、文化との相互作用について学ぶ。
5週 Registers 使用される言葉は発語状況の条件によって異なり、このような変種を「レジスター」と呼ぶが、この変種の扱いを学ぶ。
6週 Language,Culture, and Categorization 言語によって文化や思考は左右されるのか。言語と思考とどちらが先か考える。
7週 中間テスト 学んだことと英文読解力を診断する。
8週 First Language Acquisition テストの評価。言語獲得と失語症などの関係を考える。
2ndQ
9週 The Study of the Sound of Language 環日本海諸国語を含めた音声について学ぶ。音声学と音韻論の違いについても学ぶ。
10週 Names in English さまざまな命名の方法を学ぶ。
11週 Language Contact and Borrowing 言語接触と借用について学ぶ。
12週 Language Variation 各言語によける変異を学ぶ。
13週 Meaning in Words and Sentences 意味はどうして発生するのか、そのメカニズムを学ぶ。
14週 Japanese English 「日本人英語」と馬鹿にされるものがあるが、このメカニズムと「偽りの友」という言語現象も学ぶ。
15週 期末試験 学んだことと英文読解力を診断する。
16週 これまでの復習 科学としての言語学をどう理解しているか、討論する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合602010550100
基礎的能力205000025
専門的能力30101055060
分野横断的能力105000015