到達目標
言語学に関する英文を理解し、自分の学んだ言語(日本語、英語、漢文、環日本海諸国語)を深く理解できるようにする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 言語学に関する英文を理解し、自分の学んだ言語(日本語、英語、漢文、環日本海諸国語)を深く理解できるようにする。 | 英語の長文が読めて理解できる。 | 英文が読めない。 |
評価項目2 | メタ言語能力がつく。 | 日本語や英語、ほかの言語についての反省ができる。 | 二つ以上の言語の関係を理解できない。 |
評価項目3 | コミュニケーション能力を発揮できるようになる。 | 異文化の人々とも円滑にコミュニケートできる。 | コミュニケーション不全に陥る。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
言語学という学問の方法論とそれぞれの言語との違いを認識し、自分自身の立ち位置の「三角測量」ができるようにする。
授業の進め方・方法:
講義と購読を繰り返す。購読は各自の予習にしたがって訳してもらい、補足説明をしてもらう。による 言語学の講義と英文購読を総合敵に配置しながら、環日本海諸国語の知識を背景にしながら、言語学、英語学、国語学の発展を学び、日本語を含めたメタ言語能力を育んでいく。
注意点:
評価が60点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
History of Linguistics |
比較言語学から構造主義、生成文法理論までの言語学の歴史を学ぶ。
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2週 |
Word Formation in English |
語形成について日本語やドイツ語などとの違いも含めて学ぶ。
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3週 |
Spelling and English Pronunciation |
英語のスペリングの複雑さの由来、失読症と英語の関係などを文字論を通して学ぶ。
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4週 |
The Importance of Language |
人間にとっての言語の重要性を他の動物のコミュニケーションなどと比較しながら学ぶ。
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5週 |
Slang |
俗語について、日英比較を通じて学ぶ。
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6週 |
Language and Computers |
自然言語と機械言語との違いを学び、同時にコンピューター・リテラシーについても学ぶ。
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7週 |
English in Scotland |
スコットランドの言語など英語周辺の言語に触れて、言語変化のダイナミズムを学ぶ。
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8週 |
中間試験 |
前半で学んだことを確認して、定着させる。
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4thQ |
9週 |
Pidgin English |
ピジンからクレオールまで新しい言語の発生を考え、同時に滅びゆく言語の問題も学ぶ。
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10週 |
English and Other Indo-European Languages |
印欧語全体を学び、比較言語学の知識の中で語派について学ぶ。
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11週 |
Modern Linguistics |
チョムスキーの生成文法を中心に、新しい言語学の考え方に触れる。
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12週 |
English Onomatopoeia |
オノマトペの楽しさ、日本語との違いなどを学ぶ。
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13週 |
English through the Ages |
英語の年代差から日本語での若者言葉などについても考える。
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14週 |
Shakespeare and English |
文学と言葉、特にシェイクスピアの言語について学ぶ。
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15週 |
期末試験 |
後半で学んだことを確認して、定着させる。
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16週 |
言語学のまとめ |
言語学は直接は役に立たない科学ではあるが、メタ言語能力、メタ認識を得るためには欠かせないことを学ぶ。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 5 | 5 | 10 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |
専門的能力 | 40 | 5 | 5 | 10 | 10 | 0 | 70 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 20 |