総合国語Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 総合国語Ⅱ
科目番号 0112 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 国語総合 古典編 (大修館書店),「現代文B」(教育出版)
担当教員 岡部 寛子

到達目標

さまざまなジャンルの文章に触れるが、構成を考えながら文章を読み取る力を育てる。また、三段落構成で論理的な小論文を書く。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的文章や文学的文章を正確に理解し、分かりやすく説明することができる。論理的文章や文学的文章を正確に理解することができる。論理的文章や文学的文章を正確に理解することができない。
評価項目2課題文を踏まえて、600字程度の小論文を構成を考えて、的確な表現で、論理的に記述することができる。課題文を踏まえて、600字程度の小論文を構成を考えてで、ある程度的確な表現で、論理的に記述することができる。課題文を踏まえて、600字程度の小論文を構成を考えて、的確な表現で論理的に記述することができない。
評価項目3日本の代表的な古典作品を読み、その内容を正確に理解し、それが文学史的な位置づけや現代における意義を理解し、分かりやすく説明することができる。日本の代表的な古典を読み、その内容をある程度正確に理解し、それが文学史的な位置づけや現代における意義を理解することができる。日本の代表的な古典を読み、その内容を理解し、それが文学史的な位置づけや現代における意義を理解することができできない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1年生に引き続き、国語を適切に表現し、的確に理解する能力を育成し、言語を通したコミュニケーション能力を高めること。また、豊かな言語文化に触れることを通して、思考力を伸ばし、心情を豊かにする術を身に着け、言語感覚を磨き、言語文化に対する関心を深めること。また、古典や過去の言語文化と今日のつながりを実感しながら、ものの見方・感じ方・考え方を広め、人生を豊かにする態度を身につけ、日本文化を理解する一助とする。
授業の進め方・方法:
講義に加えて、小テストを実施する。による講義を主体とするが、双方向のやりとりを重視する。
注意点:
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けられる場合がある。追認試験の結果、単位の修得が認められたものは、その評価を60点とする。
受講する皆さんへのメッセージ:
・授業を通して自ら考える力をつけてほしい。受け身ではなく、積極的な授業参加を期待している。
・シラバスは大枠であり目安である。本講義は理解度を確認しながら進めるため、内容や進度を厳格に規定するものでないことは許容していただきたい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 土佐日記 今年度のシラバス説明。
「門出」を音読し、内容を理解する。
2週 土佐日記 「門出」を音読し、内容を理解する.
漢字小テスト第25回
3週 土佐日記 「帰京」の前半を読み、内容を理解する。
4週 土佐日記 「帰京」の後半を読み、内容を理解する。
漢字小テスト第26回
5週 自然と人間の関係をとおして考える 全文を読み、全体の構成を考える。
第一段落を読んで内容を分析し、理解する。
漢字小テスト第27回
6週 自然と人間の関係をとおして考える 第一段落を読んで内容を分析し、理解する。
7週 自然と人間の関係をとおして考える 第二段落を読んで内容を分析し、理解する。
漢字小テスト第28回
8週 前期中間考査 既習事項の確認と定着を図る。
これまでの学習方法の反省をする。
2ndQ
9週 唐代の詩文
絶句 江雪
「絶句」「江雪」を音読し、書き下し文に改め、内容と作者の思いを理解する。漢詩の技法を理解する。
漢字小テスト第29回
10週 唐代の詩文
送元二使安西 春望
「送元二使安西」「春望」を音読し、書き下し文に改め、内容と作者の思いを理解する。漢詩の技法を理解する。
11週 唐代の詩文
雑説
「雑説」を音読し、書き下し文に改め、内容を理解する。比喩の表すものを考える。
漢字小テスト第30回
12週 唐代の詩文
雑説
「雑説」を音読し、書き下し文に改め、内容を理解する。比喩の表すものを考える。
13週 さまざまな文章
コルベ神父
全文を読み、この時代について理解する。
14週 さまざまな文章
コルベ神父
遠藤周作の関連する小説や文章を読み、内容を深く理解する。
15週 期末試験 既習事項の確認定着を図る
16週 試験返却・復習 試験を返却し、これまでの学習事項の復習および定着を図る。
後期
3rdQ
1週 表現・小論文 表現編および小論文のノートを使って、さまざまな表現および600字の小論文の書き方を学ぶ。
2週 表現・小論文 表現編および小論文のノートを使って、さまざまな表現600字の小論文の書き方を学ぶ。
3週 表現・小論文 実際に600字の小論文を書いてみる。
4週 表現・小論文 600字の小論文テストを受ける。
5週 平家物語
木曾の最期
ここまでの経緯を理解する。合戦の場面を音読し、表現の特徴と内容を理解する。
漢字小テスト第25回
6週 平家物語
木曾の最期
巴御前との別れの場面を音読し、それぞれの心情を理解する。
今井四郎と義仲の思いの違いを理解する。
7週 平家物語
木曾の最期
今井四郎と義仲の思いの違いを理解する。
義仲の最期の場面を音読し、義仲の死の意味を考える。
漢字小テスト第26回
8週 後期中間考査 既習事項の確認と定着を図る。
それまでの学習方法の反省。
4thQ
9週 ゆらぐ科学のリアリティー 全文を音読し、構成を考える。
第一段落を読み、内容を理解する。
10週 ゆらぐ科学のリアリティー 第二段落を読み、内容を理解する。
11週 ゆらぐ科学のリアリティー 第三段落を読み、内容を理解する。
科学の今後について筆者の主張を読み取る。
12週 ミロのヴィーナス 全文を音読し、構成を考える。
第一段落を読み、内容を理解する。
13週 ミロのヴィーナス 第二段落を読み、内容を理解する。
14週 ミロのヴィーナス 第三段落を読み、内容を理解する。
芸術とは何かについて筆者の主張を読み取る。
15週 期末試験 既習事項の確認定着を図る
16週 試験返却・復習 試験を返却し、これまでの学習事項の復習および定着を図る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80002000100
基礎的能力6000200080
専門的能力200000020
分野横断的能力0000000