歴史Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 歴史Ⅱ
科目番号 0113 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『新詳世界史B』帝国書院,(『高校日本史B』山川出版社)
担当教員 市嶋 聡之

到達目標

西欧史の学習を通じて、現代の国際社会がいかにして形成されてきたのかを理解する。教養としての知識に加え、歴史的事象の見方・考え方を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1西洋史における重要な出来事や人物に関して、詳細かつ正確な知識を習得している。西洋史における重要な出来事や人物に関して、教養として最低限の基本的な知識を習得している。西洋史における重要な出来事や人物に関して、一般的・常識的な知識すら習得できていない。
評価項目2西洋史における主要な事象について、詳細な内容を知り、その歴史的意義を正確に理解している。西洋史における主要な事象について、概要を概ね理解している。西洋史における主要な事象について、基本的な知識と理解が不十分である。
評価項目3西洋史の時系列的な流れと、西洋史の世界史全体における関係や位置づけを正確に理解している。西洋史の時系列的な流れと、西洋史の世界史全体における関係や位置づけを概ね理解している。西洋史の時系列的な流れと、西洋史の世界史全体における関係や位置づけを理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
西洋(西欧)史の学習を通じて、「世界の一体化」という世界史の大きな流れをを理解する。世界的な分業体制(近代世界システム)が展開され、成立した現代社会の諸課題を考察するために必要な素材(政治・経済・社会・文化のありよう)を、総合的・具体的に学習する。国際的な教養として必要な西洋史の知識も身につける。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義
注意点:
評価が60点に満たないものは、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 年間計画とシラバスの説明
科目全体の導入「ヨーロッパ史を学ぶ意味」、「ヨーロッパによる世界の一体化と現代」
2週 ヨーロッパ史の源流:ギリシア世界Ⅰ ギリシア世界とポリス
3週 ヨーロッパ史の源流:ギリシア世界Ⅱ ペルシア戦争
4週 ヨーロッパ史の源流:ギリシア世界Ⅲ アテネ民主政
5週 ヨーロッパ史の源流:ギリシア世界Ⅳ ポリス社会の没落とヘレニズム時代(ギリシア世界の変容と拡大)
6週 ヨーロッパ史の源流:ローマ世界Ⅰ ローマ共和政
7週 ヨーロッパ史の源流:ローマ世界Ⅱ ローマの地中海征服
8週 ヨーロッパ史の源流:ローマ世界Ⅲ 内乱の一世紀、ローマ帝国の成立
2ndQ
9週 前期中間考査 1~8回の学習内容の確認
10週 ヨーロッパ史の源流:ローマ世界Ⅳ ローマ帝国の繁栄
11週 ヨーロッパ史の源流:ローマ世界Ⅴ ローマ帝国の動揺と分裂
12週 ヨーロッパ史の源流:ローマ世界Ⅵ キリスト教の成立と発展
13週 中世ヨーロッパ 中世ヨーロッパ世界の変動
14週 近代ヨーロッパの成立背景 ルネサンスと宗教改革
15週 期末試験 中間試験以降の学習内容の確認
16週 補講・成績評価・確認 成績評価・確認
後期
3rdQ
1週 ヨーロッパ主権国家体制の成立Ⅰ 大航海時代、スペインの覇権・ハプスブルク家の繁栄
2週 ヨーロッパ主権国家体制の成立Ⅱ オランダとイギリスの台頭、フランスにおける王権強化
3週 ヨーロッパ主権国家体制の成立Ⅲ 17世紀の危機と三十年戦争
4週 ヨーロッパ主権国家体制の展開Ⅰ イギリス革命
5週 ヨーロッパ主権国家体制の展開Ⅱ 絶対君主政と専制君主政:フランス・オーストリア・プロイセン・ロシアの発展
6週 ヨーロッパ主権国家体制の展開Ⅲ ヨーロッパ諸国の海外進出
7週 欧米における近代社会の成長Ⅰ 産業革命と資本主義体制
8週 後期中間試験 16~23回の学習内容の確認
4thQ
9週 欧米における近代社会の成長Ⅱ アメリカ独立革命
10週 欧米における近代社会の成長Ⅲ フランス革命①:アンシャン=レジームから立憲君主政へ
11週 欧米における近代社会の成長Ⅳ フランス革命②:共和政の成立とジャコバン独裁
12週 欧米における近代社会の成長Ⅴ ナポレオンによる帝政と大陸支配
13週 欧米における近代国民国家の発展Ⅰ ナポレオン戦争とウィーン体制
14週 欧米における近代国民国家の発展Ⅱ ヨーロッパ列強による世界の分割支配
15週 期末試験 中間試験以降の学習の確認
16週 補講・成績評価・確認 成績評価・確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合30000000300
基礎的能力10000000100
専門的能力10000000100
分野横断的能力10000000100