ビジネス英語演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 ビジネス英語演習Ⅱ
科目番号 0116 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 One Hundred Exercises—Grammar for Advanced Students of English as a Second Language, Vol.1, A. Dart, M. Nishihara
担当教員 西原 雅博

到達目標

1.文法規則を正確に理解し運用して、自分の言いたい内容を正確な英文で書き表現することができる。
2.ピリオド、コンマ、セミコロン等のパンクチュエーションと接続詞を意図的に使用して、自分のアイデアを効果的に書き表現することができる。
3.フォーマルな表現、くだけた表現といった言語の社会性について理解することができ、自分の意図する形式を正確に用いることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文法規則を正確に理解し運用して、自分の言いたい内容を正確な英文で書き表現することができる。文法規則を理解してこれを運用して英文を綴ることができる。文法規則の理解が不十分であり、その結果正確な英文を書くことができない。
評価項目2ピリオド、コンマ、セミコロン等のパンクチュエーションと接続詞を意図的に使用して、自分のアイデアを効果的に書き表現することができる。ピリオド、コンマ、セミコロンと接続詞を自覚的に使って正確に意図を表現しようと努力することができる。ピリオド、コンマ、セミコロンや接続詞の使用に関して無自覚である。
評価項目3フォーマルな表現、くだけた表現といった言語の社会性について理解することができ、自分の意図する形式を正確に用いることができる。フォーマルな表現、くだけた表現があることを知って適切に使い分けようとすることができる。言語の使用に社会性があることを理解することも、それを適切に使用しようとすることもできない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
学習目標(授業のねらい)
 社会科学における英文での表現力、説明力の基礎を身につけるためには、慣用的な構文の記憶のみならず、文法規則を使って英文を創造的応用的に書く力が必要となる。そのために特に重点的に扱うのは、動詞の時制の理解と区別、冠詞と前置詞、接続詞といった「機能語」、コンマとセミコロンといったパンクチュエーション、フォーマルな表現・くだけた表現といった規則の運用力に関する内容である。以上の目標は、大学3年次編入学や外国大学への留学の準備ともなりうる。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義及び学生の発表・演習を行なう。
注意点:
毎回、解説の理解とそれを使った練習問題からなる6ページ前後の予習が与えられる(別途シラバス参照)。所要時間は約2時間。準備をして授業に参加すること。テキストを忘れた場合はその授業は欠課とみなす。本来5年生には中間試験を行なう必要はないが、範囲が大きすぎる弊を減らすために「臨時中間試験」を行なう。
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることが出来る。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 過去完了形と過去完了進行形 過去完了形と過去完了進行形の意味の差異及び重複を正確に理解し、これらと冠詞、前置詞、コンマとセミコロンを総合的に判断して正確な英文を導くことができる。
2週 未来完了形と未来完了進行形、時制の総合問題(復習) 未来完了形と未来完了進行形の意味の差異及び重複を正確に理解し、これらと冠詞、前置詞、コンマとセミコロンを総合的に判断して正確な英文を導くことができる。
3週 (代)名詞と動詞の一致(量の表現、不定名詞と不定代名詞) 量の表現、不定名詞と不定代名詞に関して、(代)名詞と動詞の一致が正確に理解して選択できる。
4週 (代)名詞と動詞の一致(再帰代名詞、some/another/the other, etc) 再帰代名詞、及び、 some/another/the other, etc)に関してその用法を正確に理解して、(代)名詞と動詞の一致の観点から正確に選択することができる。
5週 等位接続詞 or, nor, for, or else
対接続詞 either ... or
等位接続詞 or, nor, for, or else
either ... or を使って正確に2文を接続させて重文を書くことができる。
6週 対接続詞 neither ... nor, not only ... but also (as well) neither ... nor, not only ... but also を使って、否定語で始まる英文の規則も含めて正確に重文を書くことができる。
7週 both ... and; and, but, too, so, neither, either を使った主節の省略、及び、接続副詞(however,
consequently, etc)、セミコロン、コンマ
both ... and; and, but, too, so, neither, either、及び、接続副詞(however,
consequently, etc)、セミコロン、コンマ を使って主節を省略したり、重文を書く用法を理解し、スムーズな英文を書くことができる。
8週 臨時中間試験 後期第1週~第7週までの内容の理解度を測るために、臨時中間試験を行なう。
4thQ
9週 移行語(also, in addition, etc)とセミコロン、コンマ、及び、否定語で始まる英文 移行語(also, in addition, etc)の用法を正確に理解して重文を書くことができる。否定語で始まる英文の語順の規則を理解して正確な英文を書くことができる。
10週 do, did を使った単純現在形と単純過去形の強調形、及び、否定疑問文 how come do, did を使った単純現在形と単純過去形の強調形の動詞句を正しく書くことができ、この強調形を対話の中で効果的に使うことができる。how come 使って英文で対話をすることができる。
11週 付加疑問文(疑問か確認か)、及び、関係代名詞(主語)、制限用法・非制限用法 付加疑問文の動詞・主語の形式を正確に書くことができ、意味によって疑問か確認かを判断してイントネーションを正しく選ぶことができる。「主語」の関係代名詞 who か that を使って制限用法・非制限用法の判断をして正しい英文を導くことができる。
12週 関係代名詞(動詞の目的語、前置詞の目的語) 動詞の目的語、及び、前置詞の目的語としての関係代名詞の英文を、制限・非制限の正しい判断の上で書くことができる。
13週 when / where を使った関係代名詞(関係副詞)と 前置詞+which の関係、代名詞を修飾するj関係代名詞、関係代名詞とともに使われる all of which 等の量の表現 when / where を使った関係代名詞(関係副詞)と 前置詞+which の関係、代名詞を修飾するj関係代名詞、関係代名詞とともに使われる all of which 等の量の表現の統語上の規則を正確に理解して、正しい英文を書くことができる。
14週 関係代名詞節を、分詞句や同格句に縮小する 関係代名詞節を、分詞句や同格句に縮小する用法を正確に理解して、くどさや無駄のある英文を避けることができる。
15週 期末試験 第8週~14週までの内容の理解度を測るために、期末試験を行なう。
16週 答案返却、解説、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000