時事英語講読

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 時事英語講読
科目番号 0124 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 Moving ahead in the 21st century: 12 Forward-looking companies, Brenda Hayashi他、松柏社、English Composition Based on the Comparison between English and Japanese, 友繁義典、南雲堂、Longman Preparatory Series for the TOEIC Tests: More Practice Tests, Pearson.
担当教員 西原 雅博

到達目標

1.日本企業の経営に関する語彙を正確に理解し、発音し、書くことが出来る。
2.日本企業の経営に関する英文の説明文を聞き取り、読んで理解し、書き取り、段落を作って自分の意見を述べることが出来る。
3.英語の統語構造を日本語のそれと比較しながら理解し、使うことができ、さらに異文化理解への洞察を高めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本企業の経営に関する語彙を正確に理解し、発音し、書くことが出来る。日本企業の経営に関する語彙を理解し、発音し、ある程度正確に書くことが出来る。日本企業の経営に関する語彙の意味理解、発音、書記が出来ない。
評価項目2日本企業の経営に関する英文の説明文を聞き取り、読んで理解し、書き取り、段落を作って自分の意見を述べることが出来る。日本企業の経営に関する英文の説明文を聞き取り、読んで理解し、書き取ることができ、5文以上で自分の意見を述べることが出来る。日本企業の経営に関する英文の説明文を理解することも、自分の意見を表明することができない。
評価項目3英語の統語構造を日本語のそれと比較しながら理解し、使うことができ、さらに異文化理解への洞察を高めることができる。英語の統語構造を日本語のそれと比較しながら理解し、およそ正確に使うことができ、異文化理解への興味も持つことができる。英語の統語構造の理解もその運用もできず、異文化理解への関心もない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
学習目標(授業のねらい)
 日本企業の経営努力に関する説明文を読むことを通じて、自分の進路選択とつなげた業界研究への関心を高めること、文章構造を理解しそれを活用した論理的な読解力を身につけること、さらに段落の要約やタイトルづけを行うことで、文章構造をもった説明文を書くことに挑戦する。他方では、日英比較による文法規則の学習を通じて、より正確な英文ライティング力をつけるトレーニングを行なう。その具体的な機会として、授業で読んだ企業経営に関する英文を振り返り、何を学んだかについて英語でアウトラインを作り、英語でReflectionとSelf-assessmentを書く。また、学期に1度TOEIC模擬テストを行なう。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義と演習を行う。
注意点:
テキスト"Moving ahead" は初見での理解は難しいと思われるので、自分の読解力に応じた準備をして参加する。"English Composition" は指定された箇所を準備した上で授業に参加する。授業の冒頭で、Listening ComprehensionやDictation、あるいは英文の要約の小テストを行なうので、テキストの音読を欠かさず行なうこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 「浦和レッズ」(2)
日本語の「テイル」
「浦和レッズ」の英文について書き取りやタイトルをつけることができる。
「テイル」は英語で4つの意味に分かれることを理解し、その判断ができる。
2週 「テルモ」(1)
過去形と現在完了形
「テルモ」の経営に関する英文を訳すことができる。
過去形と現在完了形の使い分けができる。
3週 「テルモ」(2)
日英の心理動詞、心理形容詞
「テルモ」の英文について聴き取りや英文要約をすることができる。
感情表現を英語でできる。
4週 「ダイセキ」(1)
日英の視点の差(時制の比較)
「ダイセキ」の経営に関する英文を訳すことができる。
従属接続詞内部の現在時制の用法を理解できる。
5週 「ダイセキ」(2)
自己を他者と捉える英語
「ダイセキ」の英文について聴き取りや英文要約をすることができる。
「再帰代名詞」を使うことができる。
6週 「キッコーマン」(1)
「来る」「行く」とcome, go
「キッコーマン」の経営に関する英文を訳すことができる。
「自己」が移動する場合の「行く」とcomeを使うことができる。
7週 「キッコーマン」(2)
「ウチ」(自分)中心で行為を見る日本語と「ソト」(他者・第三者)から行為を見る英語
「キッコーマン」の英文について聴き取りや英文要約をすることができる。
「私」を主語として書かれた日本語をyouまたはHe(第三者)を主語にして書くことができる。
8週 中間試験 後期第1週~7週まの内容の理解度を測るために、中間試験を行なう。
4thQ
9週 答案返却、解説、
「SHOEI」(1)
前方重視の英語と後方重視の日本語
「SHOEI」の経営に関する英文を訳すことができる。
主語と動詞を同定できる。
10週 「SHOEI」(2)
日英の接続詞、「から」に対応しないso
「SHOEI」の英文について聴き取りや英文要約をすることができる。
日本語の「だから」を正しく訳すことができる。
11週 「ヤマハ」(1)
日英イディオム比較
「ヤマハ」の経営に関する英文を訳すことができる。
慣用表現の対応関係を理解できる。
12週 「ヤマハ」(2)
日本語のカタカナ語と英語
「ヤマハ」の英文について聴き取りや英文要約をすることができる。
カタカナ語を正確に英語で書くことができる。
13週 TOEIC模擬テストNo.2(リスニング) 85%以上正解できる。
14週 TOEIC模擬テストNo.2(リーディング) 70%以上正解できる。
15週 期末試験 第9週~14週の内容の理解度を測るために、期末試験を行なう。
16週 答案返却、解説、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力100000010
専門的能力7000020090
分野横断的能力0000000