教養基礎

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 教養基礎
科目番号 0125 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 授業にて指示する
担当教員 山本 有希,大橋 千里,近藤 周吾,林 直人

到達目標

メタ認識、つまり、世界の中の日本の位置、自分のおかれている立場などを考察できるようになること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1さまざまな形の「教養」を身につけている。さまざまな形の「教養」をおおよそ身につけている。さまざまな形の「教養」を身につけていない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
一般教養科の教師によって、さまざまな形の「教養」を身につけることを目指す。
【講義概要】
林担当分で扱うのは,「スポーツ社会学入門」。「社会学」とは何かを理解し,「スポーツ」との関わり方を多面的に考える機会にする。また自ら問題点や解決策を検討することを通して,議論の仕方を学ぶ。そして実生活に「スポーツ」を取り入れる契機とする。
山本担当分で扱うのは、「日本とロシア」の関係史及びロシア文化である。幕末から始まる両国の交流の歴史を学び、ロシア文化に触れる中で異文化理解を深めることを目的とする。
近藤担当のセッションでは、3年次の「言語学I・Ⅱ」の学習を踏まえ、多言語教育および社会言語学の基礎を取り扱う。言語接触および日本語教育史を概観した後、各国の言語政策を確認した上で、多言語教育において留意すべき点を具体的に考察していく。
大橋担当のセッションでは富山が抱える地域課題を調べ学習により抽出し、SDGsにもとづく地方創生アプローチプランをスポーツビジネスの観点から作成ことを目的にグループ学習を展開する。本セッション最終週は学生の相互評価によるプレゼンコンテストを実施する。

授業の進め方・方法:
講義とインタラクティブな演習をしながら、内容理解を深めていく。4人の教師によるオムニバス形式で進める。
事前に行う準備学習:講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておくこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習すること。
注意点:
活発な意見を交わすことで、授業に貢献してほしい。授業貢献度も加点する。
担当の教員がそれぞれ評価をつけ,4人の点数の合計で評価を出す。
評価が60点に満たない者は,願い出により追認のレポートを提出できる。追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
「スポーツ社会学入門」➀
教養基礎の授業の進め方について把握する。
「スポーツ」と「社会学」の概念を理解する。オリンピックや地域スポーツから考えるスポーツ社会学視点の課題を見つける。
2週 「スポーツ社会学入門」② スポーツ社会学視点の課題と解決策を検討する。
3週 「スポーツ社会学入門」③ 解決策の発表および議論 
授業のまとめ(レポート作成)
4週 「日本とロシア」➀
 漂流民とロシア
漂流民を通して、当時の日露関係を理解する。
5週 「日本とロシア」②
 ウラジオストク移民
ウラジオストク移民を通して、当時の日露関係を理解する。
6週 「日本とロシア」③
 戦後から現代へ
戦後以降の日露関係を理解する。
7週 「多言語教育」
 異文化接触と日本語教育史
人口の移動、日本語学習者の多様化と日本語教育史を踏まえた上で、外国人児童生徒への学習支援の方法および制度を考察する。
8週  言語と社会の関係

各国の言語政策を踏まえた上で、地域差や性差などの言語変種も含めた社会言語学の基礎を学習する。
2ndQ
9週 中間試験
学習の定着度を確認する。
学習の定着度を確認する。
10週 試験返却

これまでの学習の定着度を確認し、どのように応用できるかを展望する。
11週 「スポーツビジネス」➀ スポーツビジネスと地域創生に関する基礎知識の理解
12週 「スポーツビジネス」② 地域課題の抽出とスポーツビジネスプラン作成(グループ活動)
13週 「スポーツビジネス」③ プレゼン準備(グループ活動)
14週 「スポーツビジネス」④ プレゼン(評価)
15週 まとめ これまでの授業のまとめを行う
16週 成績確認 成績を確認する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合25201015030100
基礎的能力25201015030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000