会計学概論Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 会計学概論Ⅱ
科目番号 0129 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 大原簿記学校監修「日商簿記3級テキスト」大原出版
担当教員 長谷川 博

到達目標

1.手形,有形固定資産,債権債務など各個別論点の取引について,十分に理解し,正しく会計処理ができる。
2.伝票会計および主要簿と補助簿の意義について十分に理解し,正しく会計処理ができる。
3.決算整理仕訳を行い,精算表および財務諸表の作成を十分に行うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1手形,有形固定資産,債権債務など各個別論点の取引について,十分に理解し,正しく会計処理ができる。手形,有形固定資産,債権債務など各個別論点の取引について理解し,正しく会計処理ができる。手形,有形固定資産,債権債務など各個別論点の取引についての理解が不十分で,正しく会計処理ができない。
評価項目2伝票会計および主要簿と補助簿の意義について十分に理解し,正しく会計処理ができる。伝票会計および主要簿と補助簿の意義について理解し,正しく会計処理ができる。伝票会計および主要簿と補助簿の意義についての理解が不十分で,正しく会計処理ができない。
評価項目3決算整理仕訳を行い,精算表および財務諸表の作成を十分に行うことができる。決算整理仕訳を行い,精算表および財務諸表の作成ができる。決算整理仕訳および,精算表および財務諸表の作成ができない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 会計は,企業の多様な経営活動を貨幣金額で捉え,企業をとりまく利害関係者に報告することを目的としている。
 本講義では,経営活動がどのように営まれるかをふまえながら,基本的な経営活動がどのように記録,報告されるかを学習するために,生きた簿記の技術を身につけることを目標とする。
授業の進め方・方法:
 当科目履修後に日商簿記検定3級を取得することを推奨する。1年間の履修後には,全体として達成感があったように感じられ,検定結果にも表れている。昨年度までと同様に,3級合格に対応できるレベルで講義を進めるため,目標点は決まっているので、進度を極端に遅くするわけにはいかない。
注意点:
評価が60点に満たないものは,願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする。評価方法及び評価基準は,本試験と同じとする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
手形
手形の記帳方法と決済について理解し,仕訳ができる。
2週 手形 手形の裏書譲渡と割引きの記帳方法について理解し,仕訳ができる。
3週 手形記入帳 受取手形記入帳と支払手形記入帳の記帳ができる。
4週 その他の勘定および訂正仕訳 有価証券の記帳方法と訂正仕訳について理解し,仕訳ができる。
5週 有形固定資産 有形固定資産について理解し,取引の仕訳ができる。
6週 その他の債権債務 その他の債権債務の取引ついて,仕訳ができる。
7週 資本金と税金
その他の収益および費用
資本金と税金の取引,およびその他の収益費用の諸勘定の取引について,仕訳ができる。
8週 中間試験 中間試験
4thQ
9週 伝票 伝票会計について理解し,総勘定元帳への転記ができる。
10週 決算整理 売上原価の計算についての決算整理仕訳ができ,精算表のしくみを理解する。
11週 受取手形と売掛金の決算整理 貸倒引当金について理解し,取引の仕訳ができる。
12週 減価償却 減価償却と有形固定資産の売却取引の仕訳ができる。
13週 費用および収益の決算整理 費用収益の繰延見越し,および消耗品の決算整理仕訳ができる。
14週 現金過不足,引当金
精算表
財務諸表
現金過不足,引出金の決算整理仕訳ができる。精算表と財務諸表の作成ができる。
15週 期末試験 期末試験
16週 期末試験の解答 試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力4000001555
専門的能力3000001545
分野横断的能力0000000