到達目標
室町時代から近世初期にかけての北陸など各地域社会の形成過程を学び、日本社会の多様性を理解する。地域史を素材として分析能力、調査能力、論理的表現力をつける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
評価項目1 | 日本史の全体的な流れを理解し、主要な人物や制度、事件等に関する詳細な知識を習得している。 | 日本史の全体的な流れを概ね理解し、主要な人物や制度、事件等に関する基本知識を習得している。 | 日本史の全体的な流れを理解できず、主要な人物や制度、事件等に関する基本知識も欠如している。 |
評価項目2 | 歴史的事象の詳細な内容を知り、その意義を正確に理解して、論理的に説明することができる。 | 歴史的事象の概要を知り、その意義を概ね理解して、簡潔に説明することができる。 | 歴史的事象の知識が不十分で、その意義もほとんど理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
目標:歴史の諸事例を通じて、社会の諸現象を多面的かつ深く掘り下げて理解する考察力をつける。
概要:富山県を中心とした北陸地域の中世史・近世史を主題とする。地域史を積み上げていくことにより、中央の視点による単線的な「通史」の脱構築をはかる。また、室町時代の政治史を題材として、日本史を東日本と西日本の相違という観点からも再考し、多元的に日本社会をとらえる見方を涵養する。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義
板書と配布レジュメが定期試験の主な出題根拠となる(指定教科書は自習で通史を確認するために活用する)。
注意点:
評価の割合は、中間試験50%、期末試験50%とする。
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
北陸における戦国動乱Ⅰ |
北陸各国における戦国「地域国家」の形成①
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2週 |
北陸における戦国動乱Ⅱ |
北陸各国における戦国「地域国家」の形成②
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3週 |
北陸における戦国動乱Ⅲ |
越後上杉氏の北陸支配と織田信長の北陸進出
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4週 |
北陸における戦国動乱Ⅳ |
石山合戦と北陸諸勢力
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5週 |
北陸近世史Ⅰ |
織豊政権・江戸幕府による天下統一と北陸地域の変容
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6週 |
北陸近世史Ⅱ |
藩政の成立:加賀藩・福井藩・富山藩
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7週 |
北陸近世史Ⅲ |
加賀藩による加越能支配
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8週 |
中間試験 |
1週~7週の学習内容確認
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4thQ |
9週 |
東日本中世史Ⅰ |
日本史における東と西の相違
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10週 |
東日本中世史Ⅱ |
関東武家社会の展開と鎌倉幕府
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11週 |
東日本中世史Ⅲ |
室町幕府の東国統治、鎌倉府体制
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12週 |
東日本中世史Ⅳ |
鎌倉公方と関東管領、永享の乱
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13週 |
東日本中世史Ⅴ |
享徳の乱と古河公方の成立
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14週 |
東日本中世史Ⅵ |
関東管領上杉謙信と戦国大名北条氏の戦い
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15週 |
東日本中世史Ⅶ |
織田政権の関東進出、豊臣政権による関東惣無事令と北条氏の滅亡(戦国時代の終焉)
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16週 |
期末試験 |
中間試験以降の学習内容の確認
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 70 |
専門的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |