到達目標
メタ認識、つまり、世界の中の日本の位置、自分のおかれている立場などを考察できるようになること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | さまざまな形の国際的な「教養」を身につけている。 | さまざまな形の国際的な「教養」をおおよそ身につけている。 | さまざまな形の国際的な「教養」を身につけていない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般教養科の教師によって、さまざまな形の国際的な「教養」を身につけることを目指す。
【講義概要】
横田担当分で扱うのは、産業経済論の基礎事項である。国際ビジネス学科4年生として必須となる、さまざまな産業・企業の姿を「知っていただく」ための講義である。第1次産業、第2次産業、第3次産業のそれぞれを概観していくが、それにとどまらず、個別の企業活動の事例紹介も行っていく。具体的には、農林水産業のなかでは、世界の穀物生産動向を概観することに加え、種子・種苗をめぐる問題や、山村における成功例(徳島県上勝町の「つまもの」ビジネス)などを紹介する。第2次産業では、世界の石炭・石油などのエネルギー資源生産の概要を把握してもらった上で、これまで日本が得意としてきた産業分野を提示してみたい(基礎資材や精密機械などを予定)。第3次産業では、分析や分類の枠組みを提示した上で、アパレルやホテル業などの動向(個別の企業の検討も実施)を例に分析を進めていく。
教養基礎(山村担当分)で扱うのは、英語の批判的読み(critical reading)である。研究をするために必要なアカデミックな読み書きとは、批判的な情報の処理と構築に他ならない。英語圏の大学・大学院では、(当然英語で)大量に読み、それらを活用して自説を構築することが求められる。読んだものを活用する上で大切なことは、書かれたものを無批判に受け入れることではなく、批判的な視点で比較、検討することである。そしてそれこそがグローバルなレベルで当たり前に行われているスキルと言えるだろう。
本講義の狙いは、その一端を体験してもらうことである。従って、単にこれまでのような英語「の」勉強として読んだり書いたりするのではなく、英語「で」情報を批判的(論理的)に活用することを狙いとする。
講義では、英文を批判的に読むためのポイントを指導し、課題として英文パッセージの批判的分析及び評価コメントを課す。
授業の進め方・方法:
講義とインタラクティブな演習をしながら、内容理解を深めていく。4人の教師によるオムニバス形式で進める。
注意点:
活発な意見を交わすことで、授業に貢献してほしい。授業貢献度も加点する。
担当の教員がそれぞれ評価をつけ,4人の点数の合計で評価を出す。
評価が60点に満たない者は,願い出により追認のレポートを提出できる。追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1)ガイダンス 2)ウラジオストクと富山の関係~1980年代 |
1980年代における富山とウラジオストクの関係について理解する
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2週 |
ウラジオストクと富山の関係~1990年代 |
1990年代における富山とウラジオストクの関係について理解する
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3週 |
ウラジオストクと富山の関係~2000年代 |
2000年代における富山とウラジオストクの関係について理解する
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4週 |
産業論の基礎(1) 第1次産業(農林水産業) |
農林水産業の概要や社会的に果たしている役割を理解する(世界における穀物生産の基礎的動向を主な教材とする)。
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5週 |
産業論の基礎(2) 第2次産業(鉱業・工業・建設業) |
鉱工業の概要を理解する(鉱業生産に関する基礎的動向を主な教材とする)。
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6週 |
産業論の基礎(3) 第3次産業(サービス産業・公務) |
サービス産業の概要を理解する(分析枠組みを示した上でアパレルや商社やホテル・観光業の事例紹介を行う)。
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7週 |
ミーティング |
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8週 |
クリティカル・リーディングとは何か? |
クリティカル・リーディングとは何かを理解することができる
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2ndQ |
9週 |
英文パッセージの論理展開について |
英文パッセージの論理展開について理解することができる
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10週 |
英文パッセージのクリティカル・リーディングを実践する |
これまでの講義内容を踏まえ、実際に英文をクリティカルな視点で分析することができる
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11週 |
初等関数および微分・積分の復習 |
初等関数および微分・積分の定義の復習をする。 学んだ内容の基礎的な問題が解ける 初等関数および微分・積分の定義の復習をする。 学んだ内容の基礎的な問題が解ける
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12週 |
初等関数の微分・積分の公式 |
初等関数の微分および積分の公式を学ぶ。 学んだ内容の基礎的な問題が解ける。
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13週 |
置換積分法および部分積分法 |
置換積分および部分積分の公式を学ぶ。 学んだ内容の基礎的な問題が解ける。
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14週 |
積分の応用 |
積分の応用として、特に図形の面積や回転体の体積を求める方法・公式を学ぶ。 学んだ内容の基礎的な問題が解ける。
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15週 |
ミーティング |
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16週 |
成績確認 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 80 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 80 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |