教養基礎

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 教養基礎
科目番号 0146 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 横田 数弘,山本 有希,櫻井 秀人,山村 啓人

到達目標

メタ認識、つまり、世界の中の日本の位置、自分のおかれている立場などを考察できるようになること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1さまざまな形の国際的な「教養」を身につけている。さまざまな形の国際的な「教養」をおおよそ身につけている。さまざまな形の国際的な「教養」を身につけていない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
一般教養科の教師によって、さまざまな形の国際的な「教養」を身につけることを目指す。
【講義概要】
 横田担当分で扱うのは、産業経済論の基礎事項である。国際ビジネス学科4年生として必須となる、さまざまな産業・企業の姿を「知っていただく」ための講義である。第1次産業、第2次産業、第3次産業のそれぞれを概観していくが、それにとどまらず、個別の企業活動の事例紹介も行っていく。具体的には、農林水産業のなかでは、世界の穀物生産動向を概観することに加え、種子・種苗をめぐる問題や、山村における成功例(徳島県上勝町の「つまもの」ビジネス)などを紹介する。第2次産業では、世界の石炭・石油などのエネルギー資源生産の概要を把握してもらった上で、これまで日本が得意としてきた産業分野を提示してみたい(基礎資材や精密機械などを予定)。第3次産業では、分析や分類の枠組みを提示した上で、アパレルやホテル業などの動向(個別の企業の検討も実施)を例に分析を進めていく。
 教養基礎(山村担当分)で扱うのは、英語の批判的読み(critical reading)である。研究をするために必要なアカデミックな読み書きとは、批判的な情報の処理と構築に他ならない。英語圏の大学・大学院では、(当然英語で)大量に読み、それらを活用して自説を構築することが求められる。読んだものを活用する上で大切なことは、書かれたものを無批判に受け入れることではなく、批判的な視点で比較、検討することである。そしてそれこそがグローバルなレベルで当たり前に行われているスキルと言えるだろう。
本講義の狙いは、その一端を体験してもらうことである。従って、単にこれまでのような英語「の」勉強として読んだり書いたりするのではなく、英語「で」情報を批判的(論理的)に活用することを狙いとする。
講義では、英文を批判的に読むためのポイントを指導し、課題として英文パッセージの批判的分析及び評価コメントを課す。
授業の進め方・方法:
講義とインタラクティブな演習をしながら、内容理解を深めていく。4人の教師によるオムニバス形式で進める。
注意点:
活発な意見を交わすことで、授業に貢献してほしい。授業貢献度も加点する。
担当の教員がそれぞれ評価をつけ,4人の点数の合計で評価を出す。
評価が60点に満たない者は,願い出により追認のレポートを提出できる。追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1)ガイダンス
2)ウラジオストクと富山の関係~1980年代
1980年代における富山とウラジオストクの関係について理解する
2週 ウラジオストクと富山の関係~1990年代 1990年代における富山とウラジオストクの関係について理解する
3週 ウラジオストクと富山の関係~2000年代 2000年代における富山とウラジオストクの関係について理解する
4週 産業論の基礎(1) 第1次産業(農林水産業) 農林水産業の概要や社会的に果たしている役割を理解する(世界における穀物生産の基礎的動向を主な教材とする)。
5週 産業論の基礎(2) 第2次産業(鉱業・工業・建設業) 鉱工業の概要を理解する(鉱業生産に関する基礎的動向を主な教材とする)。
6週 産業論の基礎(3) 第3次産業(サービス産業・公務) サービス産業の概要を理解する(分析枠組みを示した上でアパレルや商社やホテル・観光業の事例紹介を行う)。
7週 ミーティング
8週 クリティカル・リーディングとは何か? クリティカル・リーディングとは何かを理解することができる
2ndQ
9週 英文パッセージの論理展開について 英文パッセージの論理展開について理解することができる
10週 英文パッセージのクリティカル・リーディングを実践する これまでの講義内容を踏まえ、実際に英文をクリティカルな視点で分析することができる
11週 初等関数および微分・積分の復習 初等関数および微分・積分の定義の復習をする。
学んだ内容の基礎的な問題が解ける
初等関数および微分・積分の定義の復習をする。
学んだ内容の基礎的な問題が解ける
12週 初等関数の微分・積分の公式 初等関数の微分および積分の公式を学ぶ。
学んだ内容の基礎的な問題が解ける。
13週 置換積分法および部分積分法 置換積分および部分積分の公式を学ぶ。
学んだ内容の基礎的な問題が解ける。
14週 積分の応用 積分の応用として、特に図形の面積や回転体の体積を求める方法・公式を学ぶ。
学んだ内容の基礎的な問題が解ける。
15週 ミーティング
16週 成績確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00020080100
基礎的能力00020080100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000