卒業研究

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 卒業研究
科目番号 0167 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 12
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 12
教科書/教材 研究テーマに応じた社会科学系の関連科目
担当教員 松原 義弘

到達目標

1.指導教員との話し合いに基づいて研究の目的を定め、主体的、継続的、計画的に探求することができる。
2.研究で明らかにしたことを妥当な論証、論理的整合性、明快な結論を含めた論文にまとめることができる。
3.研究調査、論文作成、研究発表を通じて、主体的な調査、論理的文章表現、効果的なプレゼンテーションを遂行することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
研究への取り組み研究態度が主体的、計画的であり、その姿勢が継続されている。主体性、計画性がある程度維持しながら研究を遂行している。研究態度に主体性も計画性も観察されない。
論文論証の妥当性、論理性、明快な結論を述べている論証、論理性、結論を一通り備えている。論証や論理性が妥当ではなく、結論が述べられていない。
調査能力、論理的表現力、プレゼンテーション自ら調査する能力、結果を論理的に文章表現する能力、及び、これを口頭表現する能力を身につけている。調査能力、論理的説明力と発表力をある程度身につけている。調査能力、論理的説明力、発表力を身につけていない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
国際ビジネス学科の「卒業研究」は、経営、マーケティング、国際ビジネス、法律、地域社会、英語圏や環日本海諸国圏文化に関する現状や歴史の理解に立って、文献研究、聞き取り調査、アンケート調査等の社会調査の手法を駆使した研究を展開します。研究のテーマは学生自らが設定することを基本として、指導教員と調整しながら目的を明確にし、その解明のための研究の方法を考案し、研究調査を実施します。最終的には30頁程度の論文を完成させることが目標です。
授業の進め方・方法:
卒業研究は、毎日1コマから2コマ(1週当たり6コマ)の指導教員を中心とした3人前後の少人数ゼミ形式でおこなわれます。卒研生は指導教員との綿密で良好な人間関係を構築・維持することを基本として個別指導を受けます。そこで確認された研究目的や研究方法に即して、卒研生は主体的・計画的な研究調査、論文の執筆を継続しなければなりません。加えて、10月中旬の「卒表研究中間発表会」、卒業論文提出後の2月上旬の「口頭試問」、そして2月下旬の「卒業研究発表会」を通じて、プレゼンテーション能力の開発にも取り組みます。
注意点:
「卒業研究」を完成させるとは、論文の提出以外に、常日頃の研究への取り組み状況に対する日課的評価はもちろんのこと、「中間発表会」、「口頭試問」、及び、「卒業研究発表会」に参加しなければなりません。加えて、提出された論文については、①研究テーマの適切さ、②既存研究の調査、③必要な参考文献の収集と分析、④論旨の一貫性、⑤論述の客観性、⑥結論の独創性といった観点から評価を受けます。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 研究実施 指導教員との話し合いを通じて研究テーマを決定する。
2週 研究実施 研究背景を調べて理解し、研究目的をより明確にする。
3週 研究実施 調査の方法を考える。
4週 研究実施 研究の目的に関連する先行研究を調査する。
5週 研究実施 先行研究の分析を行なう。
6週 研究実施 複数の先行研究を総合して、既知情報の構図を把握する。
7週 研究実施 先行研究の構図に基づいて、研究の目的と研究の方法、論文の章内容を決定する。
8週 研究実施 資料収集、整理、分析
2ndQ
9週 研究実施 資料収集、整理、分析
10週 研究実施 資料収集、整理、分析
11週 研究実施 資料収集、整理、分析
12週 研究実施 資料収集、整理、分析
13週 研究実施 論文執筆、推敲、添削指導等
14週 研究実施 論文執筆、推敲、添削指導等
15週 研究実施 論文執筆、推敲、添削指導等
16週 研究実施 論文執筆、推敲、添削指導等
後期
3rdQ
1週 研究実施 「卒業研究中間発表会」の準備・・・提出論文の整理、レジュメ作成
2週 研究実施 「卒業研究中間発表会」の準備・・・プレゼンテーションのスライド作成、プレゼンテーションの練習
3週 研究実施 「卒業研究中間発表会」
4週 研究実施 「卒業研究中間発表会」で副査教員や学生から受けた質問に対する加筆修正。
5週 研究実施 論文の加筆修正
6週 研究実施 論文の加筆修正
7週 研究実施 論文の加筆修正
8週 研究実施 論文の加筆修正
4thQ
9週 研究実施 論文提出の準備
10週 研究実施 完成論文の提出
11週 研究実施 「口頭試問」
12週 研究実施 「口頭試問」で副査から受けた指摘に対する加筆修正。
13週 研究実施 「口頭試問」で副査から受けた指摘に対する加筆修正。
14週 研究実施 「卒業研究発表会」
15週 研究実施 「卒業研究発表会」で受けた指摘に対する最終修正。
16週 研究実施 最終完成論文の作成と提出。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

論文・発表態度相互評価合計
総合評価割合90100100
基礎的能力0000
専門的能力5010060
分野横断的能力400040