ビジネス英語演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ビジネス英語演習Ⅱ
科目番号 0169 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 Moving ahead in the 21st Century: 12 Forward-looking Companies, Shohakusha
担当教員 西原 雅博

到達目標

1.21世紀を躍進する諸企業の歴史や経営努力について知り、自らの進路観を構築するとともに企業研究を行う機会とする。
2.文章構造の知識を使って英文を要約することを通じて、説明的文章の正確な読解力を身に付ける。
3.文章構造の知識を使って英文を要約することを通じて、英文で自己の考えを論理的に表現する英語力を身に付ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
進路観・企業研究諸企業の歴史や経営努力について知り、主体的に自らの進路観を構築するとともに企業研究を行うことができる。諸企業の歴史や経営努力について知り、自らの進路観を構築するとともに企業研究を行うことができる。諸企業の歴史や経営努力から自らの進路観を構築したり、企業研究を行うことができない。
英文要約と正確な読解力文章構造の知識を使って英文を要約することを通じて、説明的文章の正確な読解力を身に付けている。文章構造の知識を使って英文を要約することを通じて、説明的文章のおよそ正確な読解力を身に付けている。文章構造の知識を使った英文要約力も、説明的文章の正確な読解力も身に付けていない。
英文要約と論理的説明力文章構造の知識を使って英文を要約することを通じて、英文で自己の考えを論理的に表現する英語力を身に付けている。 文章構造の知識を使って英文を要約することを通じて、英文で自己の考えを論理的に表現する英語力をおよそ身に付けている。 文章構造の知識を使った英文要約力も、英文で自己の考えを表現する英語力も身に付けていない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この授業は、21世紀を躍進するキリン、小林製薬、伊藤忠商事、エドウィン等の企業史や彼らの経営努力といった現代社会の動向に注目するとともに、そうした説明的・論理的に書かれたまとまった分量の英文を「要約」する作業を通じて、第一に正確な読解力、第二に英語で論理的に書く力、さらには英文を書くための文法力、専門的な語彙力の構築といったアカデミックな英語力の習得を目標としています。
授業の進め方・方法:
本授業は、基本を学生が主体的に参加する発表・演習形式で行われます。授業は、まずまとまった量の英文のディクテーションから始められ、次にそこで書き取った英文を要約する作業をコアとしています。英文を的確に要約する際には、内容の切れ目に注目してそれを探す能力が求められます。したがって、学生には積極的な発言を要求して、内容の切れ目を見つけていくための議論に参加してもらいます。加えて、論理的で説明的な要約を仕上げるための「書き方」も講義されます。授業のクライマックスは、クラスで議論して決定した内容の切れ目に注目して、各自で3~4文の英文要約を書き、数人の学生にホワイト・ボードに発表してもらいます。
注意点:
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることが出来る。追認試験の結果、単位の修得が認められた 者にあっては、その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Ch. 6: 亀田製菓(1) ディクテーションで内容を理解でき、的確な要約を作ることができる。
2週 Ch. 6: 亀田製菓(2) ディクテーションで内容を理解でき、的確な要約を作ることができる。
3週 接続表現法 No. 5: 従属節(1) 様々な従属接続詞を効果的に使うことができる。
4週 Ch. 7: 浦和レッドダイアモンズ(1) ディクテーションで内容を理解でき、的確な要約を作ることができる。
5週 Ch. 7: 浦和レッドダイアモンズ(2) ディクテーションで内容を理解でき、的確な要約を作ることができる。
6週 接続表現法 No. 6: 従属節(2) 様々な従属接続詞を効果的に使うことができる。
7週 Ch. 9: ダイセキ(1) ディクテーションで内容を理解でき、的確な要約を作ることができる。
8週 Ch. 9: ダイセキ(2) ディクテーションで内容を理解でき、的確な要約を作ることができる。
4thQ
9週 接続表現法 No. 7: 「目的」節(1) so that, in order that, in the hope that といった「目的」の従属節を効果的に使うことができる。
10週 Ch. 10: キッコーマン(1) ディクテーションで内容を理解でき、的確な要約を作ることができる。
11週 Ch. 10: キッコーマン(2) ディクテーションで内容を理解でき、的確な要約を作ることができる。
12週 接続表現法 No. 8: 「目的」節(2) so that, in order that, in the hope that といった「目的」の従属節を効果的に使うことができる。
13週 Ch. 11: SHOEI(1) ディクテーションで内容を理解でき、的確な要約を作ることができる。
14週 Ch. 11: SHOEI(2) ディクテーションで内容を理解でき、的確な要約を作ることができる。
15週 期末試験 第1週~14週までの内容の学習度を測るために、期末試験 を行なう。
16週 答案返却、解説 答案の振り返りを通じて、学生の学習度を内省させる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力300000030
専門的能力500000050
分野横断的能力200000020